サガミホールディングス

サガミホールディングス

株式会社サガミホールディングスは、「サガミ」をはじめとする和食レストランチェーンを運営する持株会社です。本社を愛知県名古屋市守山区に構え、東海地方を中心に、近畿地方や関東地方にも店舗を展開しています。2018年に持株会社体制へと移行し、株式会社サガミチェーンから株式会社サガミホールディングスへと商号を変更しました。

歴史

サガミの歴史は、1970年3月4日に栗本宗夫氏らが名古屋市中村区で「株式会社サガミチェーン」を設立したことに始まります。当初は「ほていや」の社員食堂運営を受託していました。設立当初からそば・うどんの飲食店チェーン展開を視野に入れ、自社製麺にこだわっていました。

1971年には、ユニー今池店に「きしめんのサガミ」を出店し、一般向けの飲食店の営業を開始。1972年にはレストラン部門を独立させ、「キッチンどるふ」を出店しました。1974年には単独店舗「サガミ」池下店をオープン。1977年にはロードサイド型の大型店「サガミ」名岐店を出店し、郊外への多店舗展開を加速させました。

1978年には「どんどん庵」を設立し、1982年には「株式会社ジーベンサガミ」を吸収合併。1980年代には、守山工場や飛島工場を開設し、うどんやそば粉、麺つゆの生産体制を整備するとともに、物流センターを開設して配送体制を強化しました。

1991年には名古屋証券取引所2部に上場。その後、「じゅうはち家」や「味の太鼓判」などの新業態にも挑戦し、1996年には東京証券取引所2部にも上場を果たしました。

1999年には「浜木綿」と業務提携し、物流と商品開発の共同化を図りました。2018年には持株会社体制へ移行し、株式会社サガミホールディングスとして新たなスタートを切りました。

特徴

サガミホールディングスは、そば・うどんを中心とした和食レストランチェーンとして、長年にわたり地域に根ざした経営を行っています。自社製麺にこだわり、店舗で手打ちうどんを提供するなど、品質への追求を怠りません。また、郊外型店舗の展開や、セルフサービス方式の店舗など、時代に合わせた新しい業態にも積極的に挑戦しています。

現在の営業店舗

和食麺処サガミ
味の民芸
どんどん庵
あいそ家
製麺大学
らーめん専門店ぶぶか

過去の営業店舗

じゅうはち家
味の太鼓判
めんめん亭
どるふ
OVERJOY
ボンパナ

関連会社

サガミレストランツ株式会社
味の民芸フードサービス株式会社
株式会社サガミフード
株式会社サガミマネジメント
サガミインターナショナル株式会社
SINGAPORE SAGAMI PTE.LTD.
* VIETNAM SAGAMI JSC

その他

サガミホールディングスの本社ビル内には、在名古屋イスラエル国名誉領事館が設置されています。また、会長の鎌田敏行氏は、その名誉領事を務めています。

サガミホールディングスは、テレビ東京の「カンブリア宮殿」や、鎌田敏行会長の自叙伝「世界は広い」など、メディアにも取り上げられています。

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