サタふく

『サタふく』 - 福島を楽しむ情報番組

『サタふく』は、福島テレビが提供するローカル情報番組で、1981年4月に始まった歴史ある番組です。第1回の放送は『サタデーふくしま』というタイトルで、毎週土曜日の17:00から18:25に放送されており、視聴者に地域の魅力を提供しています。2002年からはタイトルが短縮され、現在の『サタふく』としてリニューアルされました。

番組の進化と変遷

初代司会者には福島テレビのアナウンサーとして知られる遠藤卓氏と斎藤知加子氏が登場しました。番組は県内のイベントや特集を取り上げ、例えばスパリゾートハワイアンズのオープン時にはスタジオを飛び出しての中継も行いました。ルネサンス棚倉の特集回は、番組最高視聴率を記録するなど、視聴者の関心を集めてきました。

新しい情報番組としてリニューアル後も、知名度を増し続け、2003年からは「いぐさひできの自転車でGO!」という人気コーナーがスタートしました。2019年4月には39周年を迎え、新社屋への移転を機にロゴやスタジオセットも一新されました。また、視聴者からのメッセージに基づくサブタイトルが番組に付加されるようになり、より多くの視聴者とのつながりが実現しました。

2021年には40周年を迎え、2023年4月には放送時間が土曜の正午から夕方5時に移動しました。これにより、視聴習慣を持つ多くの観客に再接続することにも成功しています。

放送内容と出演者

『サタふく』では、常にフレッシュな雰囲気のあるコーナーが展開されています。現在の司会者は、江戸むらさきの野村浩二氏と我如古梨乃氏が務めており、リポーターや特別ゲストと共に情報を発信します。

aktuelle コーナーには「福島ハッ！見伝」や「ふくしま調査隊」、「ビビット通信」があり、地域の食、観光、イベント情報を視聴者に届けています。また、月に一度の特定地域をフィーチャーしたコンテンツも提供され、地域活性化にも寄与しています。

過去には、リモート出演や収録形式での放送が行われたこともあり、特に新型コロナウイルスの影響での特別編成が印象的でした。このように、地域情報番組としての役割を果たしつつ、時代の変化に対応し続けているのが『サタふく』の大きな強みです。

特別な回やイベント

毎年年末には放送時間を延長し、特別番組を放送することが恒例となっており、視聴者への感謝を込めた「サタふく年末特大号」も放送されています。また、過去の様々なエピソード、例えば熊汁のリポートの際のハプニングなど、視聴者に愛されてきた数々の瞬間が番組の歴史を彩っています。

『サタふく』は、地域の情報発信を通じて、福島の魅力を再発見し続けている大切な番組として、視聴者に寄り添いながらこれからも成長を続けていくことでしょう。

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