サナガ川

カメルーンの主要河川、サナガ川

サナガ川は、カメルーン国内を流れる最長の河川であり、全長約890kmに及びます。ウォリ川と並び、カメルーンの主要な河川として知られています。

源流から河口まで

サナガ川の源流はアダマワ高地に位置し、ムバカウ湖へと流れ込みます。湖から流れ出た川は南へ向かい、その後西へと流れを変え、アダマワ州、東部州、中央州を通過します。ムバム川などの支流を合わせ、リトラル州のエデアを流れ、最終的にはドゥアラの南方でギニア湾へと注ぎ込みます。

気候と流量

サナガ川の上流はサバナ気候に属しており、雨季と乾季で流量に変動が見られます。しかし、下流は熱帯雨林気候であるため、年間を通して豊富な水量があります。

水運よりも水力発電

サナガ川は流域に高低差があるため、急流が多く、水上交通には適していません。しかし、その豊富な水量と急流は水力発電に適しており、下流のエデアにはダムが建設され、水力発電が行われています。カメルーンの重要なエネルギー源として活用されています。

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