サリー (アルバム)

安藤裕子のデビューアルバム『サリー』は、2003年7月9日にcutting edgeから発売されました。本作は、彼女が女優としての活動を経て、26歳で歌手として新たなスタートを切るという、遅咲きのデビュー作となりました。

先行シングルが発表されなかったため、本作がCDデビュー作となります。当時はタイアップもなく、ほぼ無名に近い状態での発売でしたが、彼女の音楽に対する情熱と才能が詰まった作品として、注目を集めました。オリコンアルバムチャートでは300位圏外でしたが、その内容はミニアルバムというよりも、マキシシングル的な要素も兼ね備えています。

収録曲の「サリー」は、彼女自身が作詞・作曲を手がけた楽曲であり、PVも制作されました。この曲は、後にTBSで放送された台湾ドラマ「流星花園 ～花より男子～」のエンディングテーマとして使用され、彼女の名前が広く知られるきっかけとなりました。また、「サリー」と「黒い車」は、1stフルアルバム『Middle Tempo Magic』にも収録されており、彼女の代表曲の一つとして、多くのファンに愛されています。

収録曲は以下の通りです。

1. サリー（作詞:安藤裕子　作曲:安藤裕子 / 山本隆二）
2. 黒い車（作詞・作曲:安藤裕子）
3. summer（作詞・作曲:安藤裕子）
4. 蒔かれた種について（作詞・作曲:安藤裕子）
5. リズム（作詞・作曲:安藤裕子）

『サリー』は、安藤裕子の音楽キャリアの出発点であり、彼女の独特な世界観と才能が凝縮された作品です。その後の活躍を予感させる、記念すべきデビューアルバムと言えるでしょう。

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