サル・マグリー

サルバトーレ・アンソニー・マグリーのプロフィール

基本情報

サルバトーレ・アンソニー・マグリー（Salvatore Anthony Maglie）は、1917年4月26日にアメリカ合衆国ニューヨーク州ナイアガラフォールズで生まれ、1992年12月28日に亡くなった元プロ野球選手です。ポジションは投手で、右投げ右打ちの選手でした。彼のキャリアは1938年に始まり、1958年に現役を引退するまで、数々の偉業を達成しました。

経歴

マグリーは、1938年にプロの世界に足を踏み入れ、1945年にニューヨーク・ジャイアンツに昇格しました。このシーズンには5勝を挙げ、プロとしての地位を確立しました。しかしその後、1946年にはメキシカンリーグに移籍しますが、当時のコミッショナーからアメリカでのプレーを禁止される事態に陥ります。1949年にその制裁は解除されましたが、シーズン中はカナダのQuebec Provincial Leagueでプレーしました。

　1950年にはジャイアンツに復帰し、チーム内で2位の18勝を挙げるとともに、最優秀防御率のタイトルも獲得しました。続く1951年には最多勝利を記録し、23勝を達成しました。その才能と実績が評価され、彼は1951年と1952年にMLBオールスターゲームに出場しました。

　1954年、マグリーはワールドシリーズ第1戦に先発登板し、7イニングを投げるという重要な役割を果たしましたが、1955年にはクリーブランド・インディアンスに移籍。その後の成績は苦戦を強いられましたが、1956年にはブルックリン・ドジャースに移籍し、再び実力を発揮します。特に、同年9月25日のフィラデルフィア・フィリーズ戦ではノーヒット・ノーランを達成し、名前に刻まれる偉業となりました。ワールドシリーズでも好投するも、チームはヤンキースに敗れました。

　1957年にはニューヨーク・ヤンキース、1958年にはセントルイス・カージナルスへと移籍を繰り返し、同年に現役を退きました。引退後は1959年にカージナルスのスカウトとして活動を開始し、その後もボストン・レッドソックスやシアトル・パイロッツの投手コーチを務めるなど、野球界に貢献しました。

主な成績と受賞歴

• - 最優秀防御率（MLB）：1回（1950年）
• - 最多勝利（MLB）：1回（1951年）
• - MLBオールスターゲーム出場：2回（1951年、1952年）
• - ノーヒットノーラン達成：1956年9月25日対フィラデルフィア・フィリーズ戦　

背番号

• - 19（1945年）
• - 35（1950年 - 1955年途中、1956年途中 - 1957年途中）
• - 26（1955年途中 - 1956年途中）
• - 21（1957年途中 - 1958年途中）
• - 43（1958年途中 - 同年終了）
• - 33（1960年 - 1962年、1966年 - 1967年）
• - 4（1969年）

サルバトーレ・マグリーは、その強力なピッチングといくつかの記録的な偉業で野球ファンに記憶され続けています。

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