サンキュー・フォー・ザ・ミュージック (ABBAの曲)

サンキュー・フォー・ザ・ミュージック：ABBA不朽の名曲

ABBAの29作目のシングル「サンキュー・フォー・ザ・ミュージック」(原題: Thank You for the Music)は、長年にわたって世界中で愛され続ける名曲です。1977年にリリースされたアルバム『ジ・アルバム』に収録されたこの曲は、翌年にはシングルのB面、そしてグループの事実上の解散後である1983年には改めてシングルとしてリリースされました。

この曲は、1977年のオーストラリアツアーで披露されたミニミュージカル『The Girl with Golden Hair』の一曲としても知られています。グループの解散後、1992年に再リリースされると、世界中で爆発的な人気を博し、ロングセラーとなっているベストアルバム『アバ・ゴールド』にも収録されています。現在でも高い人気を誇り、多くの人々に愛聴されています。

日本でも高い人気を誇るこの曲は、劇団四季のミュージカル『マンマ・ミーア!』において「音楽をありがとう」という邦題で用いられ、特別カーテンコールでも演奏されています。このミュージカルでの使用は、日本のABBAファンにとって、この曲をさらに身近なものにしたと言えるでしょう。

数々のアーティストがこの曲をカヴァーしており、その中には有名なグループも含まれています。イギリスのガールズグループ、ノーランズは、日本でリリースされたファーストアルバム『ダンシング・シスター』でこの曲をカヴァーしています。また、アメリカの人気グループ、カーペンターズもテレビ番組でこの曲を歌唱しています。さらに、グレゴリアン・チャントは、2003年のアルバム『Brotherhood of St.Gregory』でこの曲をカヴァーし、独特の雰囲気で聴く人を魅了しています。これらのカヴァーは、この曲の普遍的な魅力と、時代を超えて愛される可能性を示しています。

「サンキュー・フォー・ザ・ミュージック」は、メディアでも広く使用されており、愛知国際放送では閉局前に流された最後の曲として知られています。また、ミュージックバードのCMソングとしても使用され、幅広い世代に親しまれています。

このように「サンキュー・フォー・ザ・ミュージック」は、ABBAの代表曲として、アルバム収録、シングルリリース、ミュージカルでの使用、そして数々のカヴァーなど、様々な形で人々に愛され続けており、その人気は現在も衰えることを知りません。その普遍的な魅力と、時代を超えた名曲としての地位は、これからも多くの人々に感動を与え続けることでしょう。 ABBAの音楽史において、重要な一曲と言えるでしょう。

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