サンコーコンサルタントとは？意味をやさしく解説

サンコーコンサルタント株式会社

会社概要

サンコーコンサルタント株式会社は、日本の建設コンサルタント企業の一つであり、東京都江東区亀戸にその本社を置いています。設立は1961年（昭和36年）4月20日。この会社は、かつて三井鉱山株式会社（現在の日本コークス工業株式会社）に所属していた技術者たちが中心となって創設されました。当初の目的は、社会基盤整備に必要な設計業務や、それに付随する地質調査、環境調査といった専門的なサービスを提供することでした。

NTCホールディングスグループの一員として

現在、サンコーコンサルタントは、NTCホールディングス株式会社の傘下企業として活動しています。このグループには、国内の農業土木分野を専門とする株式会社NTCコンサルタンツや、海外での農業土木および平和構築支援を手がける株式会社NTCインターナショナルといった関連会社があります。サンコーコンサルタントが長年培ってきた国内におけるインフラストラクチャー関連のコンサルティング技術と、これらグループ会社の専門分野が連携することで、国内はもとより海外も含めた幅広い領域での土木コンサルタント業務を一貫して実施できる体制を構築しています。これにより、多様な技術的課題に対応し、総合的なソリューションを提供することが可能となっています。

沿革

会社の歴史において特筆すべき点をいくつか挙げます。

設立：1961年 4月20日に設立されました。
ISO 9001認証取得：1999年6月には、品質マネジメントシステムの国際規格であるISO 9001の認証を会社全体で取得し、業務品質の向上と標準化を図りました。
NTCホールディングス傘下入り：2009年にNTCホールディングスのグループに加わりました。これにより、前述のNTCコンサルタンツ、NTCインターナショナルと共に、土木分野における国内外対応可能な3社体制を確立しました。
海外部設立：2013年9月には海外部を設置し、国際的な事業展開を強化する体制を整備しました。

事業分野

サンコーコンサルタントの事業は多岐にわたりますが、主な柱は以下の通りです。

国内インフラコンサルティング：道路、橋梁、トンネル、河川、ダムといった公共インフラに関する計画、調査、設計、施工管理などのコンサルティング業務を行います。
地質・環境調査：建設事業に必要な地盤調査、土壌汚染調査、環境アセスメントなどを実施し、安全かつ環境に配慮した事業遂行を支援します。
農業土木：NTCコンサルタンツと連携し、国内の農業生産基盤整備に関するコンサルティングを提供します。
海外事業：NTCインターナショナルと連携し、海外における農業インフラ開発や、紛争後の復興・平和構築に関する支援プロジェクトに参画します。

これらの事業を、グループ全体の技術力とネットワークを活用して推進しており、社会の発展と課題解決に貢献することを目指しています。