サンタフェ (原子力潜水艦)

USS Santa Fe (SSN-763)

サンタフェ（USS Santa Fe, SSN-763）は、アメリカ海軍に所属するロサンゼルス級の52番目の原子力潜水艦です。この艦の名前は、ニューメキシコ州の州都であるサンタフェに由来しています。同名の艦は、クリーブランド級の軽巡洋艦である672隻目の艦以来、2隻目の存在となります。

艦歴

サンタフェは1986年3月21日に、コネチカット州グロトンにあるジェネラル・ダイナミクス・エレクトリック・ボート社において建造が発注され、1991年7月9日に起工されました。その後、1992年12月12日にジョイ・ジョンソン夫人によって命名され、進水しました。そして1994年1月8日にロジャー・P・クリュル艦長の指揮のもと、正式に就役を果たしました。

2001年、サンタフェはマージョリー・ステレット戦艦基金賞を受賞しており、その功績が評価されています。2003年9月から2004年3月にかけての配備期間中には、太平洋に展開し、合同演習「ANNUALEX '03」に参加。ここでは海上自衛隊と共同で活動し、シンガポール、グアム、佐世保への訪問も行いました。この期間中、横須賀での停泊中に台風に直面するという出来事がありました。また、この配備を通じて、サンタフェは海軍殊勲部隊章という、潜水艦に与えられる栄誉の中で2番目に高い勲章を受章しました。

その後、サンタフェは2004年10月に乾ドック入りし、約3ヶ月にわたる補修作業を経て、2005年5月には東太平洋への配備に出発しました。2005年6月には母港の真珠湾に帰還したのち、再び西太平洋に向かい、8月9日からはインド海軍との演習に参加しました。サンタフェはインド海軍との演習に参加した2隻目の原子力潜水艦でもあり、演習後はタイのプーケットにも停泊。これは2001年以来、アメリカ海軍艦艇にとって初めての出来事でした。

2006年2月までは真珠湾に戻り、7月には北極点近くを通過する航行を行っており、多方面での任務を遂行し続けています。

関連項目

• - アメリカ海軍艦艇一覧
• - 公式リンク：navsource.orgおよびUSS Santa Fe公式ウェブサイト

サンタフェはアメリカ海軍の中で、各国の海軍と合同での演習や重要な任務に取り組んでおり、今後もその活躍が期待されています。

もう一度検索