サンダー・ホーク

サンダー・ホーク (T. HAWK)

『ストリートファイター』シリーズに登場するサンダー・ホークは、ネイティブ・アメリカンのサンダーフット族出身の巨漢戦士です。故郷を奪ったベガへの復讐、洗脳された恋人ジュリアの救出など、その背景には悲しい物語が秘められています。

キャラクター設定

T.ホークは、『スーパーストリートファイターII』で追加されたキャラクターの一人です。サンダーフット族の出身で、非常に大きな体格と屈強な肉体を持ちます。普段は無愛想に見えますが、情に厚く、自然を愛する心優しい人物です。争いを好みませんが、怒ると手がつけられなくなる一面も持っています。

デニムのベストとジーンズ、フリンジ付きのブーツという服装で、髪に付けた羽根飾りは父の形見です。普段は林業を営み、観光客向けに彫刻品を販売して生計を立てています。

過去

30年前、ベガによって故郷の土地を奪われ、村人たちは根絶やしにされました。幼いホークは父アロイオ・ホークと共に辛うじて生き残ります。ベガの目的は、ホークの父を利用し、復讐心をサイコパワーの糧にすることでした。しかし、アロイオはベガの思惑を阻止するため、復讐を抑え、新たな聖地を築くことを決意します。その後、ベガはアロイオを殺害し、ホークの復讐心を利用しようとします。父の死に際し真相を知ったホークは、故郷を取り戻すためシャドルーとの戦いを決意します。

ZERO3

『ストリートファイターZERO3』では、恋人ジュリアがシャドルーに拉致され、洗脳されて親衛隊の一員になっているという設定が追加されました。エンディングではベガを倒しジュリアを救出しますが、彼女の洗脳は解けておらず、ホークは彼女を救うことを決意します。

ストリートファイターIV

『ストリートファイターIV』シリーズでは、同じメキシコ出身のエル・フォルテとのライバル関係が描かれます。また、ローズの助けにより、行方不明だったジュリアと再会を果たします。

ゲーム上の特徴

シリーズの中でも屈指の巨漢であり、高い攻撃力とリーチを誇ります。「メキシカンタイフーン」や「トマホークバスター」といった強力な必殺技を持ち、特に『スパII』では上位キャラクターの一角を占めていました。

技

メキシカンタイフーン: レバー1回転コマンドの投げ技。高威力で、相手を叩きつけます。
トマホークバスター: 上昇系の対空技。出掛かりに無敵時間があり、切り返しに使えます。
コンドルダイブ: 空中から急降下する技。飛び道具の隙を突いたり、接近戦に持ち込む際に有効です。
コンドルスパイア: 『ZERO3』で追加された技。小さく飛び上がり、チョップを繰り出します。

その他の登場作品

サンダー・ホークは、様々な『ストリートファイター』シリーズ作品に登場しています。また、実写映画やアニメ映画にも登場していますが、設定や役割はゲームとは異なっています。

まとめ

サンダー・ホークは、その巨体と力強い技で多くのファンを魅了するキャラクターです。故郷と愛する人を守るため、彼は今日も戦い続けます。

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