サンディ (チェーンストア)

株式会社サンディ

株式会社サンディ（英: Sundi co.,Ltd.）は、日本のスーパーマーケット運営企業。本社を大阪府大阪市淀川区に置き、京阪神地方を中心に関西圏に多数の店舗を展開するほか、関東地方や岡山県にも進出しています。

特徴

サンディが採用している店舗形態は「ボックスストア」と呼ばれます。これは、世界的に多くの店舗を持つドイツのアルディ社が開発したビジネスモデルであり、サンディが日本国内に導入し展開しています。

このビジネスモデルの最大の特徴は、徹底的なコスト削減によって低価格を実現している点にあります。具体的には、商品の陳列や包装にかかる手間や費用を極力削減しています。例えば、商品をそのまま段ボール箱やパレットに陳列したり、個別の過剰な包装を省いたりすることで、運営コストを抑えています。

低価格戦略の一環として、利用客へのサービスも簡素化されています。特に買い物袋については、環境問題への意識が高まりレジ袋の有料化が広く浸透する以前から、無料での配布を行っていません。そのため、店舗を利用する際には、顧客自身がエコバッグなどの買い物袋を持参するか、店内に無料で置かれている使用済みの段ボール箱を再利用して商品を詰める、あるいは有料で販売されている買い物袋を購入する必要があります。

沿革

サンディの源流は、1953年5月1日に岡山県新見市で設立された「株式会社三上呉服店」に遡ります。

1974年6月28日 - 法人名を「株式会社ミカミ」に変更します。
1980年9月24日 - 株式会社ミカミの創業100周年記念事業として、スーパーマーケット事業を展開する「株式会社サンディ」が設立されました。
2011年12月1日 - スーパーマーケット事業に注力するため、源流企業である株式会社ミカミを株式会社サンディに合併し、解散しました。

事業所と店舗展開

サンディは、主要な事業所として以下の3か所を設置しています。

大阪本部: 大阪府大阪市淀川区西宮原2-7-50 YSサクラビル
東京事務所: 埼玉県朝霞市東弁財1-6-26 エースビル5階
新見事務所: 岡山県新見市正田字橋ノ本433-6 サンパーク新見内別館2階

店舗展開の中心は京阪神を中心とした関西圏です。2023年6月末時点での総店舗数は212店舗となっており、地域別の内訳は以下の通りです。

大阪府：134店舗
兵庫県：28店舗
京都府：22店舗
奈良県：14店舗
滋賀県：3店舗
三重県：1店舗
関東地方（東京都2店舗、埼玉県4店舗）：6店舗
岡山県：4店舗

創業地の岡山県や、近年注力する関東地方にも店舗を構えています。

過去に存在した店舗

これまでに多くの店舗を展開してきましたが、一部店舗は閉鎖されています。

中百舌鳥店（2009年10月31日閉店）
大宮七里店（2010年閉店）
森ノ宮店（2011年6月閉店）
下馬伏店（2012年8月31日閉店）
大和田店（2013年3月5日閉店）
世田谷代田店（2013年5月26日閉店）
矢田店（2013年9月1日閉店）
寝屋川店（2013年10月6日閉店）
都島本通店（2015年1月15日閉店）
長居店（2015年11月30日閉店）
鶴瀬店（2016年2月19日閉店）
東松山店（2016年5月15日閉店）
生駒店（2017年1月10日閉店）
田原本店（2017年11月26日閉店）
奈良西大和店（2018年3月11日閉店）
小若江店（2019年8月11日閉店）
吉川栄町店（2020年8月15日閉店）
八尾本町店（2021年3月26日閉店）
大津衣川店（2021年7月25日閉店）
泉大津店（2021年12月11日閉店）
和光本町店（2022年12月30日閉店）
三田ウッディタウン店（2023年1月31日閉店）
土師の里店（2024年2月28日閉店）
八幡屋店（2024年11月29日閉店）
* 湊川店（2025年1月9日閉店）

最新の店舗情報については、公式サイトで確認できます。

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