サーカス3

『サーカス3』は、1995年に北電子が開発・販売したパチスロ機です。

概要

『サーカス3』は、同社の『クリエーター7』と共通のリール配列を採用し、ゲーム性もほぼ同一であるため、『クリエーター7』の後継機と位置づけられています。ボーナス確率には若干の差異が見られます。

告知機能

『サーカス3』は、完全告知機能を搭載している点が特徴です。ボーナス告知は、全てのリールが停止した後に、左隅に配置された告知ランプが点灯することで行われます。この告知ランプには、ピエロの顔がデザインされており、視覚的な楽しさを添えています。

モーニング対策

当時のパチスロ業界では、モーニングと呼ばれる違法な攻略法が横行しており、その対策として、完全告知機能を封印するために、ランプの配線を切断するという措置が取られることがありました。『サーカス3』もその例に漏れず、モーニング対策の影響を受けましたが、『クリエーター7』と同様に、一定の支持を得て、そこそこのヒットを記録しました。

カラーリングと後継機

『サーカス3』は、筐体に赤色のカラーリングが施されています。その後、後継機として『サーカスDX』が登場し、こちらは薄紫色のカラーリングが採用されました。

ジャグラーシリーズへの影響

『サーカス3』の流れを汲む機種として、後に4号機の定番マシンとして長年にわたり人気を博すこととなる『ジャグラー』シリーズが登場します。『ジャグラー』は、告知ランプによるシンプルなゲーム性と、親しみやすいピエロのキャラクターで、多くのファンを獲得し、パチスロ史に残るロングヒットシリーズとなりました。『サーカス3』は、『ジャグラー』へと繋がる重要な役割を担った機種と言えるでしょう。

このように『サーカス3』は、そのゲーム性、告知機能、そして後継機である『ジャグラー』シリーズへの影響という点で、パチスロ史において重要な位置を占める機種と言えます。

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