ザカリー・リザシェイ

ザカリー・リザシェイ：フランスの新星、NBAへ

ザカリー・リザシェイ（Zaccharie Risacher）は、2005年4月8日生まれ、スペインのマラガ出身のフランス人プロバスケットボール選手です。ポジションはスモールフォワードで、現在はNBAのアトランタ・ホークスに所属しています。

生い立ちと育成

ザカリーは、プロバスケットボール選手だった父、ステファン・リザシェイがスペインのバロンセスト・マラガに所属していた時に生まれました。幼い頃からバスケットボールに親しみ、才能を開花させていきました。

プロキャリア

アスヴェル・バスケット

2020年、ザカリーはアスヴェル・バスケットのユースアカデミーに入団し、U21リーグで研鑽を積みました。2021年にはトップチームデビューを果たし、ユーロリーグにも出場。着実にステップアップを重ね、2023年6月16日にはアスヴェルとプロ契約を結びました。その後、LNBのJLブールへ期限付き移籍し、11月29日にはLNBオールスターゲームに選出されるなど、その実力を証明しました。

アトランタ・ホークス

2024年のNBAドラフトで、ザカリーはアトランタ・ホークスから1巡目全体1位で指名を受けました。外国人選手としてドラフト全体1位指名を受けたのは、過去に姚明、アンドレア・バルニャーニ、アンドリュー・ボーガット、ビクター・ウェンバンヤマの4人しかおらず、ザカリーは5人目の快挙となりました。また、この年のドラフトでは、ザカリーを含め3人のフランス人選手が上位10位以内に指名されるという、史上初の出来事となりました（全体2位：アレクサンドル・サー、全体6位：ティジャン・サラーン）。

2024年7月6日、ホークスとルーキー契約を締結。同年10月23日のブルックリン・ネッツ戦でNBAデビューを果たし、19分の出場で7得点、1リバウンドを記録。チームは120-116で勝利しました。11月6日のニューヨーク・ニックス戦では、キャリアハイとなる33得点をマークし、チームを121-115の勝利に導きました。

代表としての活躍

ザカリーは、2022年のFIBA U17バスケットボール・ワールドカップにフランス代表として出場し、平均10.4得点、4.4リバウンドを記録しました。将来のフランス代表を担う存在として、大きな期待が寄せられています。

家族のサポート

ザカリーの父、ステファン・リザシェイは元プロバスケットボール選手で、2000年のシドニーオリンピックでは銀メダルを獲得しています。父の存在は、ザカリーにとって大きな励みであり、目標となっています。

ザカリー・リザシェイは、恵まれた体格と高いバスケットボールIQ、そして何よりもバスケットボールに対する情熱を持った選手です。NBAでの活躍はもちろんのこと、今後の国際舞台での活躍も期待されています。

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