ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団

ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団

ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団（クロアチア語: Zagrebačka filharmonija、英語: Zagreb Philharmonic Orchestra）は、クロアチアの首都ザグレブに本拠地を置く、歴史と伝統あるオーケストラです。

歴史

その起源は1871年にザグレブで結成されたオーケストラに遡ります。このオーケストラを基礎として、1920年に現在のザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団が正式に創設されました。以来、国内外で数多くの演奏会を開催し、その高い音楽性と演奏技術で聴衆を魅了してきました。

音楽監督

ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団は、これまで数多くの著名な指揮者を音楽監督として迎えてきました。歴代の常任指揮者には、以下のような人物が名を連ねています。

フリッツ・ツァウン
ロヴロ・フォン・マタチッチ（1970年～1982年）
ムラデン・バシチ（1970年～1978年）
パヴレ・デシュパリ（1980年～1985年）
パヴェル・コーガン（1988年～1990年）
大野和士（1988年～1996年）
* アリ・ラハバリ（1996年～2005年）

1985年からは、ミラン・ホルヴァートが終身首席指揮者を務め、その後、ドミトリー・キタエンコが芸術顧問、ハンス・グラーフが首席客演指揮者としてオーケストラを牽引しています。

特徴

ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団は、幅広いレパートリーを持ち、古典から現代音楽まで、様々な時代の音楽を演奏します。その演奏は、力強く、情熱的でありながら、繊細で美しいと評されています。また、クロアチアの作曲家の作品を積極的に取り上げ、自国の音楽文化の発展にも貢献しています。国際的な音楽祭やツアーにも積極的に参加しており、世界中でその名を知られています。

現在の活動

現在もザグレブを中心に活発な演奏活動を行っており、国内外の著名なソリストや指揮者と共演を重ねています。また、教育プログラムにも力を入れており、次世代の音楽家の育成にも貢献しています。ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団は、クロアチアを代表する文化大使として、これからも世界中の人々に感動を与え続けるでしょう。

外部リンク

公式HP

もう一度検索