ザコバwith港超

ザコバwith港超について

ザコバwith港超は、お笑いの世界において独自の存在感を持つユニットです。このグループの名前は、関西の落語家である桂ざこばと桂米朝から由来しています。ユニットは、G★MENSのザコシショウ（現在のハリウッドザコシショウ）と、モストデンジャラスコンビの小林友治（現在はケンドーコバヤシ）によって結成されました。最初のオリジナルメンバーは、ジャリズムの渡辺鐘（別名：世界のナベアツ）と、当時はナメリカの堀由史（現在は構成作家）を加えた4人です。

1995年、大阪のお笑い界が活気に満ちていた頃、朝日放送（ABC）のテレビ番組『すんげー!Best10』内で正式に活動を開始しました。この番組でヒット曲の替え歌を披露し、一気に人気を集めました。しかし、番組の終了に伴い、他のプロジェクトに専念するため、活動は一時停止となりました。ながらも、2008年には再結成を果たし、現在に至るまでTBSの『あらびき団』や各種ライブイベントで活躍を続けています。

ザコバwith港超の特徴的なスタイルは、公序良俗に反するユーモアに溢れた歌詞です。『すんげー!Best10』でのパフォーマンスでは、しばしば「ピー音」が入る内容が披露されていました。また、同じく『あらびき団』に出演した際には司会者の東野幸治から「演芸界一のゴミバンド」と評されていますが、そのような挑発的な表現こそが彼らの魅力でもあります。

メンバー詳細

村上ウンコ秀一（ザコシショウ）

ドラム担当である彼は、非常にユーモラスなキャラクターで知られています。ただし、ドラムスティックが異常に長く、そのため演奏はできません。彼が使用するドラムセットには、ドラッグを過剰に使用してしまった元ベースのキースの顔が描かれているという設定もあります。

シャケ（小林友治）

ギター担当であるシャケは、サランラップで全身をぐるぐる巻きにされており、実際には演奏することはできません。彼の不思議な姿は、視覚的な笑いを引き出す重要な要素となっています。

田所ギャル樹（渡辺鐘）

ボーカルを担当する彼は、ユニットが結成された当初はコミカルな声で人気を博しましたが、再結成後には深みのある声を手に入れ、大御所の雰囲気を醸し出しています。

馬男（堀由史）

歌詞案内を担う馬男の役割は、ステージ上で歌詞の位置を指示することです。歌が終わると自らの激しいエネルギーを爆発させ、「フリーダム!」と叫ぶのが定番となっています。

代表曲

ザコバwith港超の代表的な楽曲には、様々な著名人に対して事実と異なる内容を歌う替え歌が多くあります。たとえば、The Beatlesの「Help!」や、ドリームズ・カム・トゥルーの「LOVE LOVE LOVE」を元にした曲、ZIGGYの「GLORIA」に基づく楽曲などがあり、それぞれが特有のテーマを持っています。

彼らのユーモアはしばしば一歩踏み込んだ内容が多く、それが観客にとって新たな笑いを提供する要素となっています。常に新しい形を模索しながら活動を続けるザコバwith港超は、これからも多くのファンの心をつかみ続けることでしょう。

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