ザザ・ゴガヴァ

ザザ・ゴガヴァ（Zaza Gogava、グルジア語: ზაზა გოგავა、1971年4月15日 - ）は、グルジアの軍人であり、准将（Brigadier General）の階級を有しています。彼は、グルジア軍において重要な役職を歴任し、特にテロ対策の分野で専門的な知識と豊富な経験を持っています。アメリカで対テロリズムに関する高度な教育を受けており、その経歴からも、生粋の軍人というよりはテロ対策の専門家としての側面が強く見られます。

ゴガヴァの軍歴は、1995年から2002年にかけてアメリカで対テロリスト準備課程を修了したことに始まります。帰国後、グルジアの国家保安庁国家保安局テロ・麻薬取引対策センターに配属され、特殊任務部隊「オメガ」の第一攻撃グループでキャリアをスタートさせました。彼は、「オメガ」内で着実に昇進を重ね、1997年には同部隊の隊長に就任しました。その後も、特殊国家防護局戦闘班や国家保安部軍事局のテロ対策部隊で重要な役割を担い、爆発物処理班の副班長も務めています。

国際犯罪対策部門にも籍を置き、対テロ課や国際麻薬取引対策局で作戦将校として活躍しました。1999年にはテロ対策局戦闘・特殊任務課の特殊任務部隊副隊長に任命され、対テロ・センターでは緊急対応・特殊任務課の班長や副課長を歴任するなど、対テロ作戦の中核を担いました。2003年から2004年には、特殊作戦センター対テロ課長として、さらに専門性を高めています。

2004年には、内務省G.グルア将軍名称警察特殊任務部隊長に就任し、その後、特殊戦力旅団長を務めました。2006年にはグルジア軍参謀次長に昇進、同年11月にはグルジア軍参謀総長に任命され、軍のトップとして活躍しました。しかし、2008年11月には参謀総長を退任し、ジョージア国境警察長官に転身しました。

プライベートでは、妻帯しており、2人の子供がいます。1994年にトビリシ国立工業大学（現在のトビリシ工科大学）の運輸技術学部を卒業しています。また、ロシア語を流暢に話すことができます。ゴガヴァの経歴は、軍事作戦だけでなく、テロ対策や国際犯罪対策など、多岐にわたる分野で専門知識と実務経験を培ってきたことを示しています。彼のキャリアは、グルジアの安全保障における重要な貢献を示すものと言えるでしょう。

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