ザシャリー・ヒエタラ

ザシャリー・ヒエタラ

ザシャリー・ヒエタラ（Zachary Hietala、1962年8月10日 - ）は、フィンランド出身の作曲家、ギタリストです。発音は「ザカリ」に近いとされ、メンバーやファンからは「ザック」の愛称で親しまれています。

略歴

1984年、弟のマルコ・ヒエタラと共にバンドを結成し、当初はPurgatoryと名乗っていました。1985年にレコード契約を獲得した際、バンド名の変更を求められたため、タロット（Tarot）と改名。フィンランド初のヘヴィメタルバンドとして、アルバム「The Spell of Iron」でデビューを果たしました。

ザシャリーは既婚者ですが、子供はいません。故郷のクオピオでは、若い学生たちに音楽理論を教える講師としても活動しています。また、タロットの公式フォーラムの管理人を務めており、ファンからの書き込みに積極的に返信し、交流を深めています。

使用機材

ザシャリー・ヒエタラは、以下の機材を使用しています。

Guitar
Kramer Pacer Imperial 1982
Lag Rockline
Charvel 3 Strat
ESP Custom
Tokai Custom Edition Strat
B.C. Rich Gunslinger Retro
AJH Custom Guitars ZH-5
Amplifier
SansAmp Tech21 Modified PSA-1
Marshall Modified JCM800
Marshall Modified EL34 100/100
Speaker Cabinets
Marshall Modified 1960 300W A&B
Bedroom Practice Amplifier
Behringer V-TONE GM108
Pick
Dunlop 1mm black teardrop
InTune Tarot Logo Original Custom black teardrop
Effector
Boss Octaver, Equalizer, Overdrive2, Flanger, Digital Delay, Stereo Chorus
Strings
GHS Strings Electric Boomers GBTNT

ザシャリーは、自身で使用する機材のほぼ全てをヘヴィに改造しています。特にギターは22フレットのボルトオン構造を好み、24フレットのものは所有していません。指板はスキャロップド加工が施され、ネック角はGibson Les Paulを模した加工がされています。ブリッジ側のピックアップにはディマジオのX2Nが搭載され、ブリッジはフローティング・トレモロ・フロイド・ローズ・オリジナルを使用。コントロールはピックアップセレクター、ボリューム、On/Offスイッチのみで、トーンコントロールとセンターピックアップは取り外されています。ポット等のパーツやピックアップはディマジオ製を愛用しています。

ライブでは、5本以上のギターを持ち込み、曲によって次々と持ち替えて演奏します。

ディスコグラフィ

タロット

スペル・オブ・アイアン (The Spell of Iron) (1986年)
フォロー・ミー・イントゥ・マッドネス (Follow Me into Madness) (1988年)
トゥ・リブ・フォーエバー (To Live Forever) (1993年)
トゥ・リブ・アゲイン (To Live Again) (ライブ盤、1994年)
スティグマータ (Stigmata) (1995年)
フォー・ザ・グローリー・オブ・ナッシング (For the Glory of Nothing) (1998年)
シャイニング・ブラック (Shining Black) (コンピレーション盤、1999年)
サッファー・アウア・プレジャー (Suffer Our Pleasures) (2003年)
クロウズ・フライ・ブラック (Crows Fly Black) (2006年)
アンデッド・インディード・ライブ (Undead Indeed Live) (ライブ盤、2008年)
グラヴィティ・オブ・ライト (Gravity of Light) (2010年)
スペル・オブ・アイアン MMXI (The Spell of Iron MMXI) (2011年)

Mareene

ザ・パスト・プレリュード (The Past Prelude) (2009年)

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