ザック・エフリン

ザカリー・アダムス・エフリン

概要

ザカリー・アダムス・エフリン（Zachary Adams Eflin）は、1994年4月8日にアメリカ合衆国フロリダ州オーランドで生まれたプロ野球選手であり、現在はボルチモア・オリオールズに所属する投手です。彼は右投右打の選手で、長身の体格を活かした力強い球速が特徴です。

経歴

プロ入りとパドレス傘下時代

エフリンは2012年のMLBドラフトで全体33位に指名され、サンディエゴ・パドレスに入団しました。プロデビューはルーキーリーグのアリゾナリーグ・パドレスであり、初年度は4試合に登板し、0勝1敗と防御率7.71の成績を残しました。しかし、翌2013年にはA級フォートウェイン・ティンキャップスで22試合に先発登板し、7勝6敗、防御率2.73と好成績を残します。2014年もA+級レイクエルシノア・ストームでプレーし、24試合で10勝7敗、防御率3.80を記録しました。

フィリーズ時代

2014年12月、エフリンはロサンゼルス・ドジャースを経てフィラデルフィア・フィリーズに移籍しました。2015年はAA級レディング・ファイティン・フィルズで23試合に出場し、8勝6敗、防御率3.69を記録しました。この年にはカナダで行われたパンアメリカン競技大会の代表選手にも選ばれました。2016年にはAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスでの11試合登板後、メジャー昇格を果たし、早速メジャー初先発。しかし、初登板では失点を重ね敗戦となり、その後は7月のアトランタ・ブレーブス戦で初勝利を挙げます。2018年には先発ローテーションに定着し、11勝を挙げ成功を収めました。

そして2019年には再び2桁勝利を達成し、10勝13敗と結果を残します。2020年シーズンは新型コロナウイルスによる短縮開催の中で、4勝2敗、防御率3.97という成績を収めました。2022年には負傷に悩まされ、シーズンのほとんどを怪我からの回復に費やしました。

レイズ時代

2022年12月、エフリンはタンパベイ・レイズと3年4000万ドルで契約を結びました。故郷でのプレーを目指す彼の活躍に、期待が寄せられています。

投球スタイル

エフリンは198cmの長身を活かし、最速97.4mph（約156.8km/h）のフォーシームとツーシームを駆使します。また、スライダーやチェンジアップとの組み合わせを使い分けることで、打者を翻弄する投手スタイルを築いています。

タイトルと代表歴

2023年シーズンには最多勝利のタイトルを獲得しました。代表としては、2015年にパンアメリカン競技大会のアメリカ合衆国代表に選出された経験があります。

エフリンはメジャーリーグにおいて、自身の持ち味を活かし続けており、今後の成績にも注目が集まっています。

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