ザ・クークス

ザ・クークス (The Kooks)

ザ・クークスは、イギリス・ブライトンの音楽カレッジで出会ったメンバーによって結成されたロックバンドです。バンド名は、デヴィッド・ボウイの楽曲「クークス」に由来します。

バンドの歴史

英国政府が設立した音楽カレッジで学んだルーク・プリチャードを中心に結成され、2005年にシングル「エディーズ・ガン」でデビュー。NME誌などのメディアから高い評価を受け、立て続けにシングルをリリースし、その才能を早くから開花させました。同時期に活躍したアークティック・モンキーズの陰に隠れがちでしたが、本国イギリスでは彼らと並ぶほどの人気を誇る新人バンドとして注目されました。

音楽性としては、初期のブラーやスーパーグラスといったブリットポップの影響を受けた、ストレートなギターロックサウンドが特徴です。2006年には1stアルバム『INSIDE IN / INSIDE OUT』を発表し、同年にはサマーソニックにも出演を果たしました。

2008年には、何度かバンドを離れていたベーシストのマックス・ラファティが脱退。ルーク・プリチャードは彼の脱退について「バンドの解散も考えた」と語っています。

メンバー

ルーク・プリチャード (Luke Pritchard): ボーカル (2004年 -)
ザ・クークスのソングライティングの中心人物であり、独特のハスキーボイスが特徴。父親もミュージシャンでしたが、ルークが幼い頃に亡くなっています。過去には歌手のケイティ・メルアや女優のミーシャ・バートンとの交際も報じられました。
ヒュー・ハリス (Hugh Harris): ギター (2004年 -)
メンバーの中で最年少ですが、確かなテクニックでザ・クークスのサウンドを支えています。
アレクシス・ヌニェス (Alexis Nunez): ドラム (2012年 -)

元メンバー

マックス・ラファティ (Max Rafferty): ベース (2004年 - 2008年)
ルーク・プリチャードの親友であり、共にソングライティングの中心人物でしたが、バンドの急激な成功による精神的な負担から2008年に脱退しました。
ピーター・デントン (Peter Denton): ベース (2008年 - 2018年)
ポール・ジェイムス・ガレット (Paul James Garred): ドラム (2004年 - 2009年, 2010年 - 2012年)

ディスコグラフィー

アルバム

INSIDE IN / INSIDE OUT (2006年)
全英アルバムチャートで最高2位を記録し、74週にわたってチャートインするロングセラーとなりました。イギリス国内での売り上げは130万枚を超え、BPI（英国レコード協会）から4つのプラチナ・アワードを受賞しています。
コンク (Konk) (2008年)
全英チャートで1位を獲得。ルーク・プリチャードは、この結果について「多くの人がサポートしてくれた証であり、嬉しかった」と語っています。

外部リンク

公式ウェブサイト（英語）
ザ・クークス - Myspace
EMI Music Japan日本版オフィシャルサイト
* EMI Music Japanアーティストページ

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