ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド III

ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド III

『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド III』（国外版：The House of the Dead III）は、セガから2002年にリリースされたアーケード用のガンシューティングゲームです。この作品は、人気シリーズの第3弾であり、セガAM1研の分社化によって設立されたワウ エンターテイメントが開発しました。本作は、新しい基板Chihiroのファーストタイトルとしても知られています。

ストーリー概要

物語は前作から3年が経過した2006年、崩壊した世界を舞台に進行します。この時、人類はゾンビによって脅かされ、荒廃した地球で生き残っていました。2019年、元AMS工作員のトーマス・ローガンは、危険な状況に置かれた中、娘のリサと相棒のGと共にEFI研究所に向かい、崩壊の真相を探り始めます。

システムとゲームプレイ

『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド III』では、従来の拳銃に代わるショットガンが新たに採用されました。このショットガンは、近距離での高威力、遠距離での広範囲を持っていますが、同時に弾数は6発に制限されています。リロードはポンプアクション方式で、プレイヤーは体力を消耗することを余儀なくされます。特に、ボス戦では非常に高い精度が求められるため、連射を求められる場面も少なくありません。

ゲームは、プレイヤーがステージへ入る前に選ぶルート分岐や、キャラクターの救出イベントなどが特徴です。ただし、前作のような一般人の救出はないため、強烈なゾンビとの戦いが主な内容となっています。キャラクター同士が互いに助け合うイベントでは、ライフを獲得するチャンスも存在します。

キャラクターとボス

本作には、3人の主要キャラクターが登場します。トーマス・ローガンは父親であり、彼の娘リサ・ローガンと相棒のGが同伴者です。物語の中でダン・テイラーやダニエル・キュリアンなどのキャラクターも登場し、それぞれが重要な役割を果たします。

ボスキャラクターも多種多様で、DeathやFool、Sun、Wheel of Fateといった個性的な敵がプレイヤーを待ち受けています。各ボスは異なる攻撃スタイルを持ち、プレイヤーはそれに応じた戦略を練る必要があります。特に最終ボスのWheel of Fateは、シリーズ内で特に印象に残る存在です。

ゲームの移植と派生作品

『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド III』は、XboxやWii、PlayStation 3などさまざまなプラットフォームに移植され、また派生作品として『タイピング・オブ・ザ・デッド』シリーズも展開されました。特にWii版では、特定条件を満たしたプレイヤーに新たなゲームモードや挑戦が与えられ、ますます楽しめる作品に進化しています。

このように『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド III』は、そのストーリーや魅力的なキャラクター、革新的なシステムによって、プレイヤーに新しい体験を提供する作品となっています。

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