ザ・ブレイヴリー

ザ・ブレイヴリー (The Bravery)

ザ・ブレイヴリーは、アメリカ・ニューヨークで2003年に結成された5人組バンドです。彼らの音楽は、ポストパンクの影響を受けたダンサブルなパンクサウンドが特徴で、多くのファンを魅了してきました。

バンドの概要

ボーカルでありバンドの中心人物であるサム・エンディコットは、ワシントンD.C.郊外のメリーランドで育ちました。そこで、フガジやジョウボックスといったエモバンドのライブに触れ、地元のポストパンクシーンから多大な影響を受けます。DIY精神に感銘を受けた彼は、独自の哲学をバンドに注ぎ込みました。

2003年の真夏、ブルックリンのストリンガー・クラブで初のライブを行い、本格的な活動を開始。その1年後には、米アーリン・グロセリーでの定期ライブをソールドアウトにするなど、着実に人気を高めていきました。

メジャーデビューと成功

2005年、ザ・ブレイヴリーはアイランド・レコードと契約し、デビューアルバム『ザ・ブレイヴリー』をリリース。このアルバムは、NMEの表紙を飾ったり、ローリング・ストーン誌で「注目すべき10アーティスト」に選ばれたりと、各方面から高い評価を受けました。全英チャートで5位、全米チャートで18位という華々しいデビューを飾っています。

その後、2007年に2ndアルバム『The Sun and the Moon』、2009年に3rdアルバム『Stir the Blood』をリリースし、精力的に活動を続けました。

活動休止とそれぞれの道

しかし、2011年のUKツアーを最後に、ザ・ブレイヴリーは活動を休止します。活動休止期間中、メンバーはそれぞれの道を歩みました。アンソニー・ブルルチッチは、モリッシーやウィーザーのツアーに参加。マイク・ヒンデルトは自主レーベル、Merrifield Recordsを立ち上げました。ジョン・コンウェイはワイン醸造家へ転身し、マイケル・ザカリンは音楽以外の仕事に就きました。サム・エンディコットは、新たにThe Mercy Beatというバンドを結成し、ボーカルを担当。ブルルチッチもドラマーとしてこのバンドに参加しました。

2014年には、エンディコットが公式サイトとFacebookで、メンバーそれぞれが別の道を歩んでいること、そして将来的な活動の予定がないことを発表しました。

復活、そしてこれから

しかし、2021年7月、ザ・ブレイヴリーは公式サイトと各SNSで活動再開を発表しました。再び5人が集まり、新たな音楽を届けてくれることをファンは待ち望んでいます。

メンバー

サム・エンディコット (Sam Endicott) - ボーカル、リズムギター
ジョン・コンウェイ (John Conway) - キーボード、コーラス
アンソニー・ブルルチッチ (Anthony Burulcich) - ドラム、コーラス
マイケル・ザカリン (Michael Zakarin) - リードギター、コーラス
マイク・ヒンデルト (Mike Hindert) - ベース、コーラス

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

ザ・ブレイヴリー / The Bravery (2005年)
The Sun and the Moon (2007年)
Stir the Blood (2009年)

外部リンク

公式ウェブサイト（英語）
The Bravery - Facebook
The Bravery (@thebravery) - Twitter
The Bravery - YouTubeチャンネル

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