ザ・BINGOスター

『ザ・BINGOスター』は、テレビ東京系列局で1996年 4月19日から1997年3月21日まで、毎週金曜22:00 - 22:54に生放送されていたゲームバラエティ番組です。テレビ東京とイーストが共同で制作しました。

概要

番組の最大の特徴は、視聴者が参加できる点です。当時、街頭や雑誌、番組から入手できたビンゴカードを使い、テレビを見ながらビンゴゲームに参加するというものでした。1996年に賞金上限額が1000万円に引き上げられたことを受け、高額賞品として自動車や海外旅行などが用意されました。

番組の基本的な流れは、スタジオに設置された巨大ルーレットでビンゴの数字を決定し、縦、横、斜めに1列揃えばビンゴ成立となります。成立者は番組に電話連絡し、その中からコンピューター抽選（シャッフル）で選ばれた1人が、豪華賞品を賭けたゲームに挑戦するというものです。抽選に外れた場合でも、ビンゴ成立者全員に商品券や番組オリジナルテレホンカードが贈呈されました。また、途中からはビンゴカードを持っていなくても参加できるダーツゲームも導入されました。

この番組の開始以降、1999年9月までテレビ東京系金曜夜10時枠は博報堂の買い切り番組となっていました。

出演者

キャプテン：ヒロミ
番組内でダーツを投げて視聴者の賞品獲得を決定するコーナーがあったため、「日本一ダーツの上手い芸能人」として知られていました。
サブキャプテン：鈴木紗理奈
ナビゲーター：小島嵩弘
ナレーター：山本百合子
ゲスト：当初は「クルー」と呼ばれていました（スタジオセットが宇宙船という設定だったため）。

ビンゴナンバーの抽選

ビンゴの数字は、1から25までがランダムに配置されたルーレットに緑色のボールを投入して決定します。最初のゲームは「1stビンゴ」、次に「2ndビンゴ」、「3rdビンゴ」と続きます。初回は5球シュートでしたが、1stビンゴで成立者が少なかったため、一時的に6球シュートに変更。その後、5球シュートに戻りました。

シャッフルで選ばれた人が挑戦するゲーム

番組では、シャッフルで選ばれた人が様々なゲームに挑戦し、豪華賞品獲得を目指しました。

第1期

シャッフル当選者は、まずその時点で賞品を獲得し、その後、ゲームをクリアすれば、賞品が追加されていくシステムでした。賞品は、テーマに沿ったものから、海外旅行、自動車へとグレードアップしていきました。

何のことでSHOW：お題に対してゲストが連想するものを書き、当選者がその回答からお題を当てるゲーム。
16マスしりとり：ゲストがリレー形式で、テーマに沿った単語でしりとりを行い、16マスを埋めるゲーム。
ムニャムニャを合わせろ！：一部伏せられた文章のお題に対し、ゲストが伏せられた部分に当てはまる言葉を答え、当選者がそれを当てるゲーム。
ビンゴ爆弾：自動車を賭けたゲームで、5つのスイッチから当たりを選ぶ。初期は失敗しても賞品が贈呈されたが、後にキャリーオーバー制に変更。

第2期（アップアップルーレット）

シャッフル当選者は、まず賞品を獲得した後、巨大ルーレットを使ったゲームに挑戦。水色のボールで基準の数字を決定し、黄色のボール、赤色のボールの順に、基準数字より大きな数字に入れることができれば賞品を獲得できました。

1UP賞：黄色のボールが基準数字より大きければ獲得。
2UP賞：赤色のボールが2球目より大きければ獲得（海外ペア旅行、3rdビンゴでは自動車）。

賞品はキャリーオーバー制が導入され、途中でゲームを降りて賞品を確保することも可能でした。

第3期

オープニングでは、テレゴングを使った3択クイズが出題され、正解者の中からシャッフルで選ばれた人が賞品を獲得しました。通常のビンゴゲームでは、有名人顔当てクイズが行われました。

第4期

1回のビンゴで2名がシャッフルで選ばれ、簡単なゲームに挑戦。ラッキーラインが設定されたビンゴカードで当選した場合は、ゲームを免除されて賞品を獲得し、ラッキーダーツに挑戦することができました。また、後半は「シークレットビンゴ」として、ヒロミやゲストとのジャンケンで勝負し、カプセルに入った賞品を獲得する形式でした。

ダーツゲーム

番組開始当初は、ビンゴカードを持っていなくても参加できる「テレフォンビンゴ」の賞金獲得ゲームとして行われていました。その後、4thビンゴの成立者がダーツに挑む形式に変更されました。

第1期

6分の5から6分の1まで徐々に赤い部分が減っていく的をクリアすれば賞金獲得。賞金は20万円からスタートし、失敗するたびに5万円ずつ増え、最高200万円まで上がりました。

第2期

的は第1期と同じだが、賞金方式が変更。的をクリアするごとに賞金額が増加し、最後の的を成功すれば150万円獲得。途中で降りて賞金を確保することも可能でした。後半には、赤い部分が追加された「ヒロミSP」が登場しました。

第3期

ヒロミとゲストがゲーム対決をし、視聴者はテレゴングで勝者を予想。的中者の中から選ばれた人がダーツに挑戦しました。賞品は100万円や自動車が用意されていました。

第4期

「テレゴングビンゴ」でヒロミとゲストが勝負。的中者の中から選ばれた人がダーツに挑戦し、的の結果で賞品が決定。福袋が当たることもありました。

スタッフ

技術協力：タワーテレビ（現・テクノマックス）
美術協力：ル・オブジェ・アール・スタジオ
ディレクター：山本雅泰、西村英二郎、曽我賢一郎、渡辺松太郎
総合演出：上西浩之（イースト）
プロデューサー：角井英之・成田肇（共にイースト）、伊藤成人（テレビ東京）
制作協力：イースト
製作著作：テレビ東京

エンディングテーマ

あなたが世界一（宇徳敬子）

放送局

（具体的な放送局のリストは省略）

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