シェリル・ラッド

シェリル・ラッド：多才な魅力で輝き続けるスター

シェリル・ラッド（Cheryl Ladd）は、1951年7月12日生まれのアメリカ合衆国の女優、そして歌手です。彼女の名を世界に知らしめたのは、1976年から1981年までアメリカABCで放送された人気テレビドラマ『チャーリーズ・エンジェル』でのクリス・マンロー役でしょう。シーズン2から参加し、最終シーズンまでその魅力を発揮しました。

生い立ちと芸能界への道

サウスダコタ州ヒューロンで生まれたシェリルは、鉄道機関士の父を持つ4人兄弟の次女でした。幼い頃からダンスに才能を発揮し、スターを夢見る少女時代を過ごします。母親の熱心な応援を受け、ダンスと歌のレッスンに励み、ハイスクール時代にはプロのバンドに加わって全米ツアーに参加するほどでした。高校卒業後、本格的に芸能界を目指し、ハリウッドで演劇学校に入学しました。

転機となった『チャーリーズ・エンジェル』

当初はチェリー・ムーアという芸名で活動し、アニメの歌唱やCM、雑誌のモデルなどを経験。そして、1976年、彼女のキャリアを大きく変えるチャンスが訪れます。『チャーリーズ・エンジェル』のシーズン2で、ファラ・フォーセット・メジャースの降板に伴い、妹役のオーディションに見事合格。クリス・マンロー役としてレギュラー出演を果たし、瞬く間に人気女優の仲間入りを果たしました。

日本での人気と音楽活動

身長163cmと欧米人女性としては小柄ながら、抜群のプロポーションと健康的な笑顔で、シェリルは日本でも絶大な人気を博しました。CMにも多数出演し、その美しさは多くの人々を魅了しました。

彼女は歌手としても才能を発揮し、数多くのシングルとアルバムをリリースしています。特に日本では、「天使のためいき (Think It Over)」や「恋の雨音 (Walking in the Rain)」などの楽曲がヒットしました。『チャーリーズ・エンジェル』のエンディングテーマも担当し、その歌声は多くのファンを魅了しました。

家族と現在

私生活では、俳優アラン・ラッドの息子であるデイビッド・ラッドと結婚し、娘のジョーダン・ラッドをもうけましたが、後に離婚。その後、レコードプロデューサーのブライアン・ラッセルと再婚しました。娘のジョーダン・ラッドも女優として活躍しており、1998年のTV映画『チャット・ルーム/インターネット美少女誘拐事件』では親子共演も果たしています。

代表的なディスコグラフィ

以下は日本で発売されたアルバムの一部です。

1978年: 天使のためいき (Cheryl Ladd)
1979年: ダンス・フォーエヴァー
1980年: そよ風のエンジェル (the Best of Cheryl Ladd)
1981年: テイク・ア・チャンス

シェリル・ラッドは、その美貌と才能で、女優として、歌手として、そして一人の女性として、輝き続けています。

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