シェン・ウー

シェン・ウー：ザ・キング・オブ・ファイターズの猛者

シェン・ウーは、SNKの人気対戦型格闘ゲーム『ザ・キング・オブ・ファイターズ』(KOF)シリーズに登場する、魅力的なキャラクターの一人です。水津浩志さんが担当声優を務める彼は、荒々しい喧嘩を彷彿とさせる格闘スタイルと、強者との死闘を至上の喜びとする熱い魂を持った人物として描かれています。

KOFシリーズにおける活躍

シェン・ウーは、『KOF2003』でアッシュ・クリムゾン、デュオロンと共に主人公チームの一員としてシリーズに初登場しました。その後も、『KOF XI』ではアッシュとオズワルド、『KOF XIII』ではデュオロンとエリザベート・ブラントルシュとチームを組み、幾多の激戦を戦い抜いています。『KOF XI』のエンディングではオズワルドとの死闘が描かれ、その決着は未だ謎に包まれたままです。また、『KOF XII』の公式サイトでは、彼の年齢が29歳であることが明かされました。

『KOF XI』でのオズワルドとの出来事については、シェン・ウーは「アッシュにハメられた」と捉え、少なからず心に引っかかっている様子がうかがえます。彼の粗野で攻撃的な戦闘スタイルは、時に暴行とすら見間違うほど荒々しく、強敵との戦いを常に求める、まさに闘いの申し子と言えるでしょう。

多彩な格闘技と必殺技

シェン・ウーの戦闘スタイルは、彼の喧嘩に裏打ちされた、力強く、そして容赦のないものです。彼の技には、独特の名称がつけられており、それぞれの技には個性が光ります。

通常投げ:

脚天頭地（きゃくてんとうち）：片手で相手を掴み上げ、地面に叩きつけるシンプルな投げ技です。

特殊技:

斧旋脚（ふせんきゃく）：鋭い蹴りを繰り出す、彼の代名詞ともいえる技です。『XI』以降は、体勢を前にすることでリーチが伸び、より攻撃的なものになりました。
斧旋豪腕拳（ふせんごうわんけん）：『XI』から追加された技。斧旋脚から派生し、拳を振り下ろす攻撃です。
転連蹴（てんれんしゅう）：回転しながら蹴り込む技。『XI』では削除されました。

必殺技:

激拳（げきけん）：大きく振りかぶって突進し、殴りつける強力な技。溜め時間によって威力が変化し、最大まで溜めるとガード不能になります。
截攻崩撃（さいこうほうげき）：相手のガードを崩して殴りつける打撃投げ。『2003』では投げスカりに飛び道具を跳ね返す効果がありました。『XI』以降、モーションが変更されています。
伏虎撃（ふっこげき）：両手を組んで振り下ろす技。
降龍撃（こうりゅうげき）：伏虎撃から派生する技。組んだ両手を振り上げます。
弾拳（だんけん）：『XI』から追加された技。『2003』の截攻崩撃のモーションで相手の飛び道具を弾き飛ばします。飛び道具を弾くとパワーゲージが増加し、様々な技へのキャンセルが可能になります。『XII』ではコマンド投げに変更されましたが、『XIII』では飛び道具を弾くタイプも復活しました。
前方転身（ぜんぽうてんしん）、後方転身（こうほうてんしん）：『XI』から追加された移動技。
転連拳（てんれんけん）：『XI』から追加された技。前方転身、後方転身からの派生技です。

超必殺技:

絶!激拳（ぜつ!げきけん）：激拳の強化版で、溜めはできません。
虎豹連撃（こひょうれんげき）：頭突きから始まる連続攻撃。

リーダー超必殺技:

爆真（ばくしん）：自分の顔面を殴って気合を入れ、一定時間攻撃力を上昇させる技。準備モーションが長く、発動時に攻撃判定がありますが、『XI』では大きなダメージを与えられる可能性があります。

NEO MAX超必殺技:

* 天将爆真激（てんしょうばくしんげき）：光を纏った転連拳で相手を打ち上げ、落ちてきた相手を光の柱と共に突き上げる大技です。

関連人物

シェン・ウーは、アッシュ・クリムゾン、デュオロンとは友人であり、チームメイトでもあります。また、『KOF XI』ではオズワルドと、『KOF XIII』ではエリザベート・ブラントルシュとチームを組んでいます。さらに、デュオロンの行方を知るため、笑龍とも接触しています。

まとめ

シェン・ウーは、その荒々しい格闘スタイルと、数々の個性的な必殺技で、KOFシリーズに独特の個性をもたらす重要なキャラクターです。彼を取り巻く人間関係や、今後の活躍にも注目が集まります。

もう一度検索