シェーン・ラーキン

シェーン・ラーキン（DeShane Davis Larkin）は、1992年生まれのアメリカ合衆国のバスケットボール選手です。現在はトルコ代表として、アナドル・エフェスSKでポイントガードとして活躍しています。

生い立ちとバスケットボールとの出会い

ラーキンは、MLBのスター選手であり、アメリカ野球殿堂入りも果たしたバリー・ラーキンを父に持ちます。幼少期は父がプレーしていたシンシナティで過ごしましたが、オフシーズンはフロリダ州オーランドの自宅で過ごす生活を送っていました。父の影響で野球を始めましたが、同時にバスケットボールにも親しみました。しかし、リトルリーグでのコーチとの関係がうまくいかず、中学時代に野球を断念し、バスケットボールに専念することを決意しました。

大学での活躍とNBAへの挑戦

地元の高校でスター選手として活躍したラーキンは、マイアミ大学に進学後も中心選手として活躍しました。そして、2013年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明し、アトランタ・ホークスから18位で指名を受けました。しかし、直後にダラス・マーベリックスにトレードされます。サマーリーグで左足首を骨折した影響もあり、ルーキーシーズンは45試合の出場にとどまりました。

その後、ニューヨーク・ニックス、ブルックリン・ネッツを経て、NBAでの出場機会を模索しますが、十分なオファーを得られず、ヨーロッパに活躍の場を移します。

ヨーロッパでの成功とトルコ代表

2016年、リーガACBの強豪サスキ・バスコニアと契約し、ヨーロッパでのキャリアをスタートさせました。2016-17シーズンには、リーガの2ndチームに選出されるなど、その才能を発揮しました。その後、ボストン・セルティックスでNBAに復帰しますが、1年で退団し、2018年からはアナドル・エフェスSKでプレーしています。アナドル・エフェスSKでは中心選手として活躍し、数々のタイトルを獲得しています。

2020年にはトルコ国籍を取得し、トルコ代表としてもプレーしています。ユーロバスケット2022予選では代表デビューも果たしました。

プレースタイル

ラーキンのプレースタイルは、180cmとNBAでは小柄な部類に入るため、ディフェンス面で課題を抱えることもあります。しかし、オフェンスでは鋭いペネトレイトで相手を翻弄し、得点を量産することができます。ポイントガードとしてのゲームメイク能力には改善の余地があるものの、コンボガードとしてのポテンシャルを秘めています。

まとめ

シェーン・ラーキンは、NBAでの挑戦を経て、ヨーロッパでその才能を開花させたバスケットボール選手です。トルコ代表としても活躍しており、今後の活躍が期待されています。

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