シグール・ペテルセン

シグール・ペテルセン（Sigurd Ørjan Pettersen、1980年2月28日 - ）は、ノルウェーのコングスベルグ出身の元スキージャンプ選手です。Rollag og Veggli ILに所属していました。

国際舞台へのデビューは2002年1月24日、白馬でのスキージャンプ・ワールドカップでした。21歳と比較的遅いデビューでしたが、25位に入賞しポイントを獲得しました。

転機となったのは、2002年にミカ・コヨンコスキがナショナルチームのヘッドコーチに就任したことでした。コヨンコスキに抜擢されたペテルセンは、2002/03シーズンからワールドカップに本格参戦します。すると、同年12月8日のトロンハイムで初優勝、さらに1月26日の札幌で2勝目をあげるなど、目覚ましい活躍を見せました。2003年ノルディックスキー世界選手権では、個人ラージヒルで18位、団体では銅メダルを獲得し、ワールドカップ総合では10位となりました。

翌2003/04シーズンは、ペテルセンにとってキャリア最高のシーズンとなりました。開幕2戦目で優勝すると、好調を維持したままジャンプ週間へ。なんと、ジャンプ週間で3勝をあげ、総合優勝を果たしました。さらに、スキーフライング選手権では個人9位、団体では金メダルを獲得、ワールドカップ総合では自己最高位となる7位に入りました。

しかし、2004年の夏にスキー板の長さに関する制限が改定されます。これにより、これまでと同じ長さの板を使用するためには体重を増やす必要が生じました。このことが影響したか、2004/05シーズンはワールドカップで2位が最高となり、2005年ノルディックスキー世界選手権では、ノーマルヒル個人14位、ラージヒル個人10位、ノーマルヒル団体12位、ラージヒル団体銅メダルという結果に終わりました。ワールドカップ総合は20位でした。

その後は成績が伸び悩み、ワールドカップでは20位前後にとどまることが多くなりました。2006年のトリノオリンピックでは、ラージヒル個人で24位となっています。

2008/09シーズンは、スキージャンプ・コンチネンタルカップへの出場が増えましたが、3勝をあげて総合11位となりました。

2008/09シーズン終了時点で、ワールドカップ通算6勝（2位4回、3位1回）を記録しています。また、ノルウェー選手権では2004年と2005年にラージヒルで優勝。2003年12月29日にオーベルストドルフで記録した143.5mは、2011年現在もバッケンレコード（ジャンプ台記録）として残っています。

外部リンク

シグール・ペテルセン - Olympedia (英語)
シグール・ペテルセン - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)
シグール・ペテルセン - FIS (スキージャンプ) (英語)
シグール・ペテルセン - Munzinger Sports Archives (ドイツ語)

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