シスター・プリンセス RePure

シスター・プリンセス RePure

『シスター・プリンセス RePure』は、2002年10月から12月にかけてテレビ東京系列で放送された全13話のテレビアニメです。メディアワークスの読者参加企画『シスター・プリンセス』から派生したメディアミックス作品の第二弾として、制作されました。メディアワークス創立10周年記念作品でもあります。

作品の特徴

本作は、15分ずつの二部構成で放送されるという特徴があります。妹たちの日常を描いた「ストーリーズパート」と、原作単行本のエピソードを映像化した「キャラクターズパート」という、全く異なる二つの作品が楽しめます。脚本は両パートとも、あみやまさはるが担当しました。映像はレターボックス形式の16:9比で制作され、前作とは異なる雰囲気を出しています。

関連商品として、漫画化作品やゲームボーイアドバンス用ソフトも発売されました。

ストーリーズパート

海に面した翼多（つばた）市を舞台に、家庭の事情で兄と離れて暮らす12人の妹たちの日常が描かれます。街の時計台の謎を織り交ぜながら、妹たちの様々なエピソードが展開されます。前作との直接的な繋がりはないものの、前作の登場人物やアイテムが登場するなど、ファンには嬉しい要素も含まれています。前作では12人全員にスポットが当たる構成でしたが、本作では一部の妹に焦点を当てたエピソードが多くなっています。

監督は下田屋つばめが務め、主題歌はcan/goo、BGMはI'veが担当しました。BGMはI'veの外注スタッフであるwataが手掛けたものが多く使用されています。

キャラクターズパート

原作単行本『キャラクターコレクション』のエピソードを基に、独自のアレンジを加えた映像作品です。各巻ごとに12人全員のエピソードが収録されているため、当然ながらキャラクターズパートでも12人全員にスポットが当たります。各話ごとに主要スタッフが入れ替わるアンソロジー方式を採用し、担当スタッフの個性が色濃く反映された作品となっています。原作ファンからの評価も高く、制作テーマは「マイフィルム」です。

監督は宮﨑なぎさが務め、岡崎律子がオープニングテーマ、エンディングテーマ、BGMの作詞・作曲・歌を担当しました。オープニングテーマ「A Girl in Love」は、オンエア版では放送されず、映像ソフトにのみ収録されています。

ストーリーパートとキャラクターズパートの違い

メディア展開

アニメ放送後には、DVDやVHSなどの映像メディアが発売されました。また、関連商品として、CDや書籍、ゲームソフトなども発売されています。

まとめ

『シスター・プリンセス RePure』は、前作の魅力を引き継ぎつつ、新たな要素を加えた作品です。二部構成という斬新な試みや、豪華なスタッフによる制作など、見どころ満載のアニメとなっています。原作ファンはもちろん、アニメファンにもおすすめの作品です。

もう一度検索