シドニー・サム

シドニー・"シド"・サム（Sidney "Sid" Sam, 1988年1月31日 - ）は、西ドイツ・キール出身の元サッカー選手です。ポジションはフォワード、ミッドフィールダー。ザムと表記されることもあります。

経歴

クラブ

初期

TuSメッテンホフでキャリアをスタートし、後にFCキリア・キールへ移動。2002年からはライバルであるホルシュタイン・キールの下部組織に移籍しました。2004-05シーズン開幕時にはハンブルガーSVの下部組織に移籍し、2006年にBチームに昇格。2007-08シーズンよりトップチームに昇格を果たしました。2007年12月20日のVfBシュトゥットガルト戦でダヴィド・ヤロリームに代わり後半から出場しプロデビューを飾りました。2009年7月1日にツヴァイテリーガ（2部リーグ）の1.FCカイザースラウテルンへシーズン終了までのレンタル移籍で加入しました。

レバークーゼン

2010年5月19日にバイエル・レバークーゼンと5年契約を締結。2010-11シーズンには主力としてプレーし、11月8日に前所属のカイザースラウテルン戦で同点弾を挙げました。さらに84分には22メートルものボレーシュートを決め、同試合のMOM（マン・オブ・ザ・マッチ）に選ばれる活躍を見せました。また、2011年2月17日に行われたUEFAヨーロッパリーグのメタリスト・ハルキウ戦では後半アディショナルタイム中に2得点を挙げるなど、印象的な活躍を見せました。

シャルケ

2014年1月8日、2014-15シーズンからシャルケ04に移籍することが発表されました。しかし、2015年5月11日には、ケヴィン＝プリンス・ボアテングと共に戦力外通告を受け、シャルケとの契約を解除することとなりました。

ダルムシュタット

2017年1月14日、SVダルムシュタットへ2016-17シーズン終了まで半年間の期限付き移籍をしました。

ボーフム

2017年8月31日、VfLボーフムへ2019年6月までの2年契約で完全移籍しました。

代表

世代別代表としてドイツU-19代表からプレーしてきたサムは、ナイジェリア人の父とドイツ人の母の下で生まれたことで、当初はナイジェリア代表としてプレーする資格も有していました。ナイジェリア代表のスティーブン・ケシ監督に誘われて会談を持つ場面もありましたが、最終的には出生国であるドイツを選択しました。

2013年5月17日に同僚のフィリップ・ヴォルシャイトと共にヨアヒム・レーヴ監督の下でドイツA代表に初招集され、5月29日にフロリダ州ボカラトンでのエクアドル戦で初出場を飾りました。

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