シヒューゴ・グリーン

シヒューゴ・グリーン (Sihugo "Si" Green)

シヒューゴ・グリーンは、1933年8月20日に生まれたアメリカのプロバスケットボール選手で、1980年10月4日に亡くなっています。彼は身長188cm、体重84kgで、主にポイントガードとシューティングガードのポジションで活躍しました。

大学時代の成功

グリーンのバスケットボールキャリアは、デュケイン大学でのプレーから始まりました。1955年、彼は大学チームをNITトーナメントの優勝に導く重要な役割を果たし、さらには2年連続でオールアメリカ1stチームにも選出されました。大学在籍中の成績は、1試合平均19.8得点、11.6リバウンドという素晴らしい数字を残しています。特に、彼の背番号『11』はデュケイン大学において永久欠番に指定されており、彼が持つ影響力は計り知れません。

NBAでのキャリア

1956年のNBAドラフトで、グリーンは全体1位指名を受けてロチェスター・ロイヤルズに入団しました。その後、彼はNBAの舞台で自身の存在感を示し、ルーキーシーズンでは1試合平均11.5得点を記録。しかし、2年目には軍の招集を受けてプレーできず、復帰後の1958-59シーズン中にセントルイス・ホークスにトレードされました。

ホークスでは、1960年と1961年にNBAファイナルに進出したが、いずれもボストン・セルティックスの前に敗れました。1961年にはシカゴ・パッカーズに移籍し、その後3シーズン半にわたってプレイを続けました。1965年、彼はドラフト同期のビル・ラッセルが率いるセルティックスと契約したが、出場した試合はわずか10試合にとどまり、その後解雇されました。グリーンはその後もEPBLなどでプレーし続け、1967年に現役を引退しました。

統計と遺産

彼のNBAでの成績は、504試合出場し、通算4636得点、2152リバウンドを記録（平均9.2得点、4.3リバウンド）しています。グリーンはそのキャリアを通じてバスケットボール界に多大な影響を与えました。しかし、1980年、彼は癌により47歳の若さでこの世を去りました。彼の急逝は、多くのファンや仲間、そしてバスケットボールのコミュニティに衝撃を与えました。

彼のプレースタイルやキャリアの足跡は、今もなお多くのバスケットボール選手やファンにとってのお手本となっています。その影響力は世代を超えて受け継がれており、彼の功績はバスケットボール史に名を刻んでいます。

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