シムシティ frontier

『シムシティ frontier』は、2009年3月2日にハドソンがエレクトロニック・アーツからライセンスを受け、iモード携帯電話向けにリリースされた都市経営シミュレーションゲームです。シムシティシリーズの一作でありながら、独自の要素を多く取り入れた作品となっています。

ゲームシステムの特徴

グラフィックと高低差: フル3Dで描かれた美しいグラフィックが特徴で、土地には高低差が存在します。これにより、建物の建設には地形を考慮する必要があり、都市計画の難易度が向上しています。ただし、プレイヤーが地形を直接変更することはできません。また、建物の高さによって収支にも影響がある点が特徴です。
マニフェスト: ゲームの進行には「マニフェスト」の達成が不可欠です。マニフェストとは、特定の目標を達成することで都市の水準レベルが向上し、新たな施設が利用可能になるシステムです。例えば、道路の建設や公園の設置、特定の施設の建設など、多岐にわたる目標が設定されており、これらをクリアすることで都市が発展していきます。初期は簡単なマニフェストから始まり、達成するごとに難易度が上がりますが、その分、カジノやリゾートホテルといった高収入が見込める施設が建設可能になります。
カリスマ: 施設を設置する際には、資金だけでなく「カリスマ」と呼ばれるポイントも必要となります。カリスマは施設の建設や区画の決定を行うたびに消費され、毎年の決算時に補充されます。資金を使ってカリスマを補充することも可能です。カリスマは都市開発を計画的に進める上で重要な要素となります。
都市連携: 本作では、ネットワーク機能を利用して他のプレイヤーの都市と連携することが可能です。周辺都市一覧から他のプレイヤーの都市を選択し、提携を申請することで提携都市となることができます。提携した都市とは、災害時に資金援助を申し出ることができ、都市の復興を支援できます。この都市連携機能は、iウィジェットからも確認できます。

シムシティ frontierの魅力

『シムシティ frontier』は、従来のシムシティシリーズの面白さを継承しつつ、携帯電話向けに最適化されたシステムが特徴です。フル3Dグラフィックによる美しい都市景観や、高低差を考慮した都市計画の難しさ、マニフェスト達成による段階的な都市発展など、やり込み要素も豊富です。他のプレイヤーとの都市連携により、協力して都市を発展させる楽しさも味わえます。

まとめ

『シムシティ frontier』は、携帯電話で手軽に都市経営シミュレーションを楽しみたいユーザーにおすすめのゲームです。独自のシステムとやり込み要素で、長く楽しめる作品と言えるでしょう。

外部リンク

* 公式サイト

もう一度検索