シメジ シミュレーション
『シメジ シミュレーション』は、つくみずによる日本の4コマ漫画作品で、KADOKAWAの『コミックキューン』にて2019年3月号から2024年1月号まで連載されました。本作は、詩的でシュールな世界観を背景に、ほのぼのとした日常を描いています。
あらすじ
中学1年生の時に学校生活に馴染めず、2年間押し入れに引きこもっていた少女、月島しじま。彼女は復学を決意するものの、久しぶりに外の世界に出た彼女の頭には、なぜかシメジが生えていました。高校生になったしじまは、目立たず静かに過ごしたいと考えていましたが、頭に目玉焼きを乗せたクラスメイト、山下まじめに話しかけられたことをきっかけに、周囲の人々との交流が始まります。しかし、その中で不可解な現象に遭遇していくことになります。
作中用語
穴掘り部：しじまが通う高校に存在する、文字通り「穴を掘る」だけのシンプルな部活動。文化部に属していますが、顧問の先生からも「わけのわからない部」として認識されています。しじまの姉によれば、以前は「穴埋め部」だった時期もあるらしく、交互に活動を繰り返しているのではないかと推測されています。
登場人物
月島しじま（つきしま しじま）
本作の主人公。高校1年生の少女で、入学前の2年間は自室の押し入れに引きこもっていました。クラスはD組で、穴掘り部に所属しています。頭には引きこもっていた間に生えた2本のシメジがあり、雨の日など湿気が多い時には3本に増え、シメジに触れた者の思考を声として聞くことができるようになります。また、雪の日にはシメジがシイタケに変化することもあります。自称「なげやり」が特技なほどの面倒くさがり屋で、魚が好きです。姉からもらったホウボウ型の筆箱（まじめによって「よしか」と命名される）を愛用しています。当初は、何かと話しかけてくるまじめをぞんざいに扱っていましたが、夢の中での出来事を経て、彼女を友達として認めるようになります。名前の「しじま」は「静寂」の同形異音語です。
山下まじめ（やました まじめ）
しじまの隣の席のクラスメイトで、穴掘り部に所属しています。メガネを着用しており、遺伝により頭に目玉焼きが乗っています。体調が悪い時には目玉焼きが半熟になることがあります。明るく前向きな性格ですが、頭はあまり良くありません。しじまを「しめじちゃん」と呼び、親しげに接しています。庭には巨大なアスパラガスが生えており、ログハウス風の一軒家に両親と住んでいます。
しじまの姉
しじまと団地の一室で二人暮らしをしています。大学生でしたが、物語の開始時点では大学を辞めており、現在は謎の研究に没頭しています。頭が良く、妹の高校受験の際には勉強を教えました。
もがわ先生
昨年しじまが通う高校に赴任してきた女性教師で、担当科目は美術。穴掘り部の顧問も務めています。お酒好きです。
すみだ先輩
穴掘り部に所属する2年生の女子生徒。喋ることが苦手で、常に持ち歩いているスケッチブックによる筆談でコミュニケーションをとります。
よみかわ先輩
穴掘り部に所属する3年生の女子生徒。頭の上に本を乗せています。ずっと留年しているらしく、成人しており、ワインを飲む描写もあります。しじまの姉と同じクラスだったことがあるようです。
お隣さん
つくみずの前作『少女終末旅行』の主人公であるチトとユーリに似た容姿と行動を見せる2人組。しじまの住む団地の同じ階に住んでおり、時折しじまの周囲に現れて会話をすることもあります。ユーリに似ている方は、コンビニやたい焼き屋でアルバイトをしています。
庭師
猫の耳のような帽子を被り、ワンピース姿の少女。さすまたのような棒を用いて、街の小さな異変を修正しています。
書誌情報
つくみず『シメジ シミュレーション』KADOKAWA〈MFC キューンシリーズ〉、全5巻
2020年2月28日発売、ISBN 978-4-04-064291-8
2021年1月27日発売、ISBN 978-4-04-064967-2
2022年1月27日発売、ISBN 978-4-04-681080-9
2023年1月27日発売、ISBN 978-4-04-682066-2
2024年1月26日発売、ISBN 978-4-04-683209-2
参考文献
つくみず『シメジ シミュレーション 01』KADOKAWA〈MFC キューンシリーズ〉、2020年2月28日。ISBN 978-4-04-064291-8。
つくみず『シメジ シミュレーション 02』KADOKAWA〈MFC キューンシリーズ〉、2021年1月27日。ISBN 978-4-04-064967-2。
外部リンク
シメジ シミュレーション - コミックキューン公式サイト
シメジ シミュレーション / 少女終末旅行公式 (@shojoshumatsu) - X（旧Twitter）
あらすじ
中学1年生の時に学校生活に馴染めず、2年間押し入れに引きこもっていた少女、月島しじま。彼女は復学を決意するものの、久しぶりに外の世界に出た彼女の頭には、なぜかシメジが生えていました。高校生になったしじまは、目立たず静かに過ごしたいと考えていましたが、頭に目玉焼きを乗せたクラスメイト、山下まじめに話しかけられたことをきっかけに、周囲の人々との交流が始まります。しかし、その中で不可解な現象に遭遇していくことになります。
作中用語
穴掘り部：しじまが通う高校に存在する、文字通り「穴を掘る」だけのシンプルな部活動。文化部に属していますが、顧問の先生からも「わけのわからない部」として認識されています。しじまの姉によれば、以前は「穴埋め部」だった時期もあるらしく、交互に活動を繰り返しているのではないかと推測されています。
登場人物
月島しじま（つきしま しじま）
本作の主人公。高校1年生の少女で、入学前の2年間は自室の押し入れに引きこもっていました。クラスはD組で、穴掘り部に所属しています。頭には引きこもっていた間に生えた2本のシメジがあり、雨の日など湿気が多い時には3本に増え、シメジに触れた者の思考を声として聞くことができるようになります。また、雪の日にはシメジがシイタケに変化することもあります。自称「なげやり」が特技なほどの面倒くさがり屋で、魚が好きです。姉からもらったホウボウ型の筆箱（まじめによって「よしか」と命名される）を愛用しています。当初は、何かと話しかけてくるまじめをぞんざいに扱っていましたが、夢の中での出来事を経て、彼女を友達として認めるようになります。名前の「しじま」は「静寂」の同形異音語です。
山下まじめ（やました まじめ）
しじまの隣の席のクラスメイトで、穴掘り部に所属しています。メガネを着用しており、遺伝により頭に目玉焼きが乗っています。体調が悪い時には目玉焼きが半熟になることがあります。明るく前向きな性格ですが、頭はあまり良くありません。しじまを「しめじちゃん」と呼び、親しげに接しています。庭には巨大なアスパラガスが生えており、ログハウス風の一軒家に両親と住んでいます。
しじまの姉
しじまと団地の一室で二人暮らしをしています。大学生でしたが、物語の開始時点では大学を辞めており、現在は謎の研究に没頭しています。頭が良く、妹の高校受験の際には勉強を教えました。
もがわ先生
昨年しじまが通う高校に赴任してきた女性教師で、担当科目は美術。穴掘り部の顧問も務めています。お酒好きです。
すみだ先輩
穴掘り部に所属する2年生の女子生徒。喋ることが苦手で、常に持ち歩いているスケッチブックによる筆談でコミュニケーションをとります。
よみかわ先輩
穴掘り部に所属する3年生の女子生徒。頭の上に本を乗せています。ずっと留年しているらしく、成人しており、ワインを飲む描写もあります。しじまの姉と同じクラスだったことがあるようです。
お隣さん
つくみずの前作『少女終末旅行』の主人公であるチトとユーリに似た容姿と行動を見せる2人組。しじまの住む団地の同じ階に住んでおり、時折しじまの周囲に現れて会話をすることもあります。ユーリに似ている方は、コンビニやたい焼き屋でアルバイトをしています。
庭師
猫の耳のような帽子を被り、ワンピース姿の少女。さすまたのような棒を用いて、街の小さな異変を修正しています。
書誌情報
つくみず『シメジ シミュレーション』KADOKAWA〈MFC キューンシリーズ〉、全5巻
2020年2月28日発売、ISBN 978-4-04-064291-8
2021年1月27日発売、ISBN 978-4-04-064967-2
2022年1月27日発売、ISBN 978-4-04-681080-9
2023年1月27日発売、ISBN 978-4-04-682066-2
2024年1月26日発売、ISBN 978-4-04-683209-2
参考文献
つくみず『シメジ シミュレーション 01』KADOKAWA〈MFC キューンシリーズ〉、2020年2月28日。ISBN 978-4-04-064291-8。
つくみず『シメジ シミュレーション 02』KADOKAWA〈MFC キューンシリーズ〉、2021年1月27日。ISBN 978-4-04-064967-2。
外部リンク
シメジ シミュレーション - コミックキューン公式サイト
シメジ シミュレーション / 少女終末旅行公式 (@shojoshumatsu) - X（旧Twitter）
もう一度検索
【記事の利用について】
タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。
【リンクついて】
リンクフリーです。