シモン・アディングラ

シモン・アディングラ（Simon Adingra, 2002年1月1日 - ）は、コートジボワール・ヤムスクロ出身のプロサッカー選手です。現在はイングランドのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCに所属し、フォワードのポジションでプレーしています。

クラブでのキャリア

アディングラは、ガーナのサッカーアカデミーで才能を磨き、2020年にデンマークのFCノアシェランと契約を結びました。2021年1月にプロ契約を締結すると、同年4月にはトップチームに昇格。4月5日のオーフスGF戦でプロデビューを果たしました。さらに、4月18日のFCコペンハーゲン戦では、1-2で迎えた試合終了間際にプロ初ゴールを記録し、その才能の片鱗を見せつけました。プロデビューシーズンとなった2020-21シーズンは、7試合に出場し2ゴールを挙げる活躍を見せました。

翌2021-22シーズンには、アディングラはチームの主力選手として大きく成長しました。リーグ戦31試合に出場し、9ゴールを挙げる活躍でチームの攻撃を牽引し、FCノアシェランのデンマーク・スーペルリーガ優勝に大きく貢献しました。この活躍が認められ、2022年6月24日にはブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCと4年契約を締結し、新たな挑戦を始めることとなりました。

しかし、ブライトン加入直後の2022年7月4日には、ロイヤル・ユニオン・サン＝ジロワーズへレンタル移籍することになりました。

代表でのキャリア

アディングラは、コートジボワール代表としても重要な役割を担っています。2023年6月17日には、アフリカネイションズカップ予選のザンビア代表戦で後半開始から途中出場し、コートジボワール代表デビューを飾りました。そして、2026 FIFAワールドカップ予選のセーシェル代表戦では、代表初ゴールを含む3得点を記録し、チームの9-0の大勝に貢献しました。

2023年12月には、アフリカネイションズカップ2023に臨むコートジボワール代表に選出されました。グループステージの2試合は負傷で欠場したものの、その後は全5試合に出場。決勝のナイジェリア代表戦では、チームの全得点となる2アシストを記録し、2-1での勝利に大きく貢献しました。この大会を通してのパフォーマンスが評価され、見事、大会の最優秀若手選手に選出されました。

アディングラは、クラブと代表の両方で着実に実績を積み重ねています。その若さと才能は、今後の更なる飛躍を予感させます。彼の今後の活躍から目が離せません。

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