シャドウフェル城の影

シャドウフェル城の影

『シャドウフェル城の影』は、ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版シリーズの最初の公式製品として、2008年5月にウィザーズ・オブ・ザ・コースト社から出版されました。ブルース・コーデルとマイク・ミールズによって書かれたこのアドベンチャーは、D&D第4版のコンセプトである「光の点」を導入する3部作の最初の作品であり、ダンジョンマスターが自由に設定を構築できる柔軟性を持つように設計されています。

ストーリー

物語の舞台は、ネンティア谷の冬越村。プレイヤーは、コボルドの侵略者の脅威にさらされたこの村を救うため、冒険に旅立ちます。冬越村への道のりでコボルドの待ち伏せに遭いながらも、村に到着したプレイヤーたちは、村人からコボルドの巣の一掃を依頼されます。調査を進めるうちに、プレイヤーたちはコボルドがアンデッドのデーモンプリンス、オルクスの司祭であるカラレルの手先であることを突き止めます。

カラレルは、シャドウフェルと呼ばれる影と不死の土地との間に生じた亀裂を利用し、物質世界とシャドウフェルのオルクスの寺院を接続しようと企んでいます。その目的は、アンデッドの軍勢を解き放ち、無防備な地域を混乱に陥れること。プレイヤーたちは、カラレルの野望を阻止するため、危険な地下聖堂へと足を踏み入れ、カラレルとの最終決戦に挑みます。

製品内容

アドベンチャーの内容が記載されたブックレット（80ページ）
大型両面フルカラー印刷のバトルマップ3枚

版歴

2009年4月には、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社からアップデート版のPDFが公開されました。このアップデートでは、モジュール全体の誤植の修正、遭遇のセッティングと書式設定の修正、そして難易度調整のためのモンスターの追加・削除が行われました。

歴史的背景

『シャドウフェル城の影』は、D&D第4版に対応した最初のアドベンチャー・モジュールであり、第4版の基本ルールブックが発売される前にリリースされました。そのため、製品には作成済みのキャラクターやゲーム・ルールの縮約版が含まれています。このモジュールは、D&D第4版の公式製品をいち早く体験できる機会として、多くのプレイヤーに親しまれました。

さあ、あなたも『シャドウフェル城の影』の世界へ飛び込み、英雄としての冒険を始めましょう！

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