シャノン・スチュワート

シャノン・ハロルド・スチュワート：俊足巧打で魅せた元メジャーリーガー

シャノン・ハロルド・スチュワート（Shannon Harold Stewart, 1974年2月25日 - ）は、アメリカ合衆国オハイオ州シンシナティ出身の元プロ野球選手。右投右打の外野手として、主にトロント・ブルージェイズなどで活躍しました。

プロ入りとメジャーデビュー

1992年、ドラフト1巡目（全体19位）でトロント・ブルージェイズから指名を受けプロ入り。1995年にメジャーデビューを果たし、12試合に出場しますが、打率.211と苦戦します。その後も出場機会は限られましたが、1997年には44試合に出場し、打率.286、22打点、10盗塁を記録。7本の三塁打を放つなど、その才能の片鱗を見せました。

レギュラー定着と躍進

1998年、スチュワートはレギュラーに定着し、初めて規定打席に到達。51盗塁と12本塁打を記録し、俊足巧打の選手として頭角を現します。1999年には盗塁数が37に減少したものの、自身初の打率3割以上をマーク。2000年には、打率.319、21本塁打と自己最高の成績を収め、チームの中心選手へと成長しました。

安定した活躍と移籍

2001年には、本塁打は減少したものの、自己最高の640打数を記録し、シーズン200安打を達成。2002年も打率3割をクリアするなど、安定した活躍を見せました。2003年、ミネソタ・ツインズへトレード。移籍後は65試合で打率.322、6本塁打、38打点と好成績を残し、ツインズのプレイオフ出場に大きく貢献しました。

晩年と引退

2004年以降は故障に苦しむシーズンもありましたが、2007年にはオークランド・アスレチックスと契約。その後、古巣ブルージェイズに復帰するも、結果を残せず解雇され、現役を引退しました。

選手としての特徴

スチュワートは、通算打率.297、通算出塁率.360という高い数字が示すように、打撃センスに優れた選手でした。俊足も兼ね備え、1998年には盗塁王を獲得するなど、走攻守にわたってチームに貢献しました。

背番号

7（1995年 - 1997年）
24（1998年 - 2003年途中、2007年）
* 23（2003年途中 - 2008年）

シャノン・スチュワートは、その高い打撃能力と俊足で、多くのファンを魅了した名選手として、記憶されることでしょう。

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