シャボン玉ホリデー (木曜スペシャル)

シャボン玉ホリデー

『シャボン玉ホリデー』は1986年3月6日に日本テレビの『木曜スペシャル』枠で放送された特別バラエティ番組です。この番組は、ハナ肇とクレージーキャッツの結成30周年、そして日本テレビで放送された『シャボン玉ホリデー』の放送開始25周年を記念して制作されました。

番組の概要

この特別番組では、オリジナルの『シャボン玉ホリデー』の台本に基づいた新作コントや歌が約30本放送され、レギュラー放送当時の映像も交えて楽しむことができました。出演者は当時のメンバーに加え、タモリや原田知世、チェッカーズといった新たな顔ぶれも集まりました。

ただし、1975年に活動を終了したザ・ピーナッツは、顔出しでの出演はなく、オープニングで声のみの参加という形を取りました。また、特番収録には、1970年末にクレージーを脱退した石橋エータローも15年ぶりに合流し、観覧者を楽しませました。

なお、番組が放送された枠は複数社提供でありながら、『シャボン玉ホリデー』のスポンサーである牛乳石鹸共進社は参加していなかったため、レギュラー放送時の映像にはその要素がカットされました。

出演者

• - ハナ肇とクレージーキャッツ
• - ザ・ピーナッツ（声のみの出演）
• - 青島幸男
• - 中尾ミエ
• - なべおさみ
• - 小松政夫
• - タモリ
• - 原田知世
• - チェッカーズ
• - 松原千明
• - 藤田弓子
• - 大地真央
• - 岡本太郎
• - 佳つ乃

番組内容

番組はオープニングから始まり、「コントは楽しピーナッツ」と呼ばれるシーンでザ・ピーナッツが登場し、タイトルコールを行います。その後、原田知世はかつての人気コーナー「シャボン玉の膨らまし」を再現します。

プロローグでは、クレージーキャッツの演奏中にタモリが登場する場面があり、ユーモラスなオチで締めくくられました。さらに、タイトルクレジットでは新録映像が流れ、オリジナルの音楽がアレンジされて使用されるなど、視覚と聴覚の両面で視聴者を引き込みます。

番組の中には、様々なコントや歌が挟まれ、特に「楽器で遊ぼうピーナッツ」や「交通違反だピーナッツ」といった名場面もあり、当時の映像とともに多彩な演出が施されました。

エンディング

エンディングでは、中尾と原田がザ・ピーナッツとして「スター・ダスト」を歌い、最後にハナ肇がまとめの言葉を述べますが、ユーモラスなやり取りが続き、視聴者の笑いを誘う形で番組は終わりました。制作スタッフの名前がエンドロールとして流れ、番組は歴史に刻まれることとなりました。

本特番は『シャボン玉ホリデースペシャル』と呼ばれることもありますが、正式にはそのタイトルは付いていません。オリジナル『シャボン玉ホリデー』には、1976年から半年間放送された第2期も存在しますが、本特番は第1期に焦点を当てており、第2期の出演者は加わっていません。このようにして、86年の特別番組は、多くのファンに親しまれる一夜のエンターテインメントとして記憶されています。

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