シャープ・スターアクション!

『シャープ・スターアクション！』の概要

『シャープ・スターアクション！』は、日本テレビが1973年10月から1979年12月まで放送したクイズ番組です。その後、1979年12月25日から1980年9月23日まで『シャープ・新スターアクション！』としても続けられました。この番組は、シャープの一社提供で毎週火曜の19:00から19:30に放送され、リーズナブルでエンターテインメント性の高い内容で人気を博しました。

番組の成り立ち

『シャープ・スターアクション！』は、前番組『ファイヤーマン』の打ち切りに伴い、新たに企画されたもので、短期間の他番組を挟んでスタートしました。番組は、身振りや手振りを用いて回答するスタイルを採用し、視聴者を楽しませました。合言葉「アクショ〜ン!Q!」が印象に残る場面で使用され、番組の端々に活気を与えました。

演出とオープニング

オープニングコールでは、シャープのCMが流れ、「♪シャープ〜シャープ〜シャープ〜」というフレーズが響きました。続いてナレーターが「誠意と技術で世界に奉仕するシャープがお送りする、シャープ・スターアクション!（新スターアクション!）」と場を盛り上げました。収録は全国各地の公会堂で行われ、視聴者との距離感をより縮めた形式が特徴でした。

主要出演者

司会は、日本テレビのアナウンサーである金原二郎が担当し、男性軍キャプテンには坂上二郎、桂三枝（後の桂文枝）が選ばれました。女性軍キャプテンは江利チエミや和田アキ子などが務め、豪華な顔ぶれが視聴者を惹きつけました。1974年以降、レギュラー出演者には湯原昌幸、清水国明、キャッシーなどが人気を集めました。

クイズ形式

番組は様々なアクション形式のクイズを行い、特にリレーアクションでは出場者が横に並び、ジェスチャーを行いながら正解を目指しました。最初は問題が言葉でしたが、後にルールが変更され、解答の難易度が上がる場面も見受けられました。スペシャルアクションは初期のコンテンツで、後にスピードアクションに取って代わった運営が行われました。

中期からは「ペナルティアクション」や「スリーヒントアクション」などの新たな要素が加わり、出場者の機転やジェスチャー力が試されるゲームとして進化しました。また、「マンガアクション」や「しりとりアクション」など、多彩なコンテンツが毎回用意され、番組が視聴者の期待を裏切らない工夫がなされていました。

話題性と人気

番組は大ヒットとなり、視聴者からの支持を得ながら成長を遂げました。特にキャッチフレーズや演出が話題となり、出演者同士の掛け合いや、視聴者を交えたギャグ満載の進行が魅力的でした。また、シャープ賞や敢闘賞が設けられ、その年のヒーローが決まる瞬間も楽しみの一つとなりました。

放送局とその影響

放送局は全国ネットワークで広がり、特に地方局でも放送されることで多くのファンを獲得しました。日本テレビ系のシャープ一社提供番組は、この番組が大きな存在感を持ち、後に続くバラエティ番組にも影響を与えました。これにより、ジェスチャーゲームの面白さが広まり、後のテレビ番組制作における重要な要素となりました。

『シャープ・スターアクション！』は、その独自なスタイルと様々な企画で視聴者を魅了し、クイズ番組のレジェンドとして今も語り継がれています。

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