シュア・シング

シュア・シング（The Sure Thing）

『シュア・シング』は、1985年に公開されたアメリカの青春コメディ映画で、ロブ・ライナーが監督を務めました。物語は、大学生活における恋愛の悩みや成長を描くもので、主人公ウォルターの葛藤と冒険が中心となっています。

あらすじ

ウォルター・ギブソンは、アメリカ東部の大学に入学したばかりの若者です。彼は恋愛に積極的なものの、女の子に果敢にアタックしては空振りを続けています。ある日、同じ授業を受けている美しい女子学生アリソンに一目惚れをしてしまいますが、愛を語ろうとするも思うようにはいきません。

そんな折、彼の高校時代の友人ランスから手紙が届きます。その内容は、西海岸の大学には「シュア・シング」、すなわち簡単に“OK”する女の子がたくさんいるというものでした。この手紙を見たウォルターは誘われるように、西海岸へ旅することを決意します。

クリスマス休暇中の旅、その出発日、ウォルターはヒッチハイクの車を予約していました。しかし、乗り込んだ車の中にはアリンという女の子がいて、彼女は恋人で法学生のジェイソンに会いに行く途中でした。二人は途中、些細なことでけんかをし、車を降ろされる羽目になります。

結局、二人はバスを利用して西海岸を目指すことになりますが、ウォルターに所持金が足りず、アリンは涙の決断をし、バスを見送ることに。彼らは別のトラックに乗せてもらいようやく西海岸に辿り着きました。

到着した西海岸では、それぞれの目的に向かって別行動をすることになりました。しかし、参加したパーティで再び出会うことに。アリソンは新しい恋人のジェイソンと一緒にいて、ウォルターはランスに紹介されたシュア・シングの女の子と過ごしていました。しかし、ウォルターはシュア・シングに全く魅力を感じていないことを実感します。一方、アリソンもジェイソンに対して不満を持っていました。

その夜、ウォルターはシュア・シングと一夜を共にしましたが、実際には関係を深めることはありませんでした。さらに、アリソンもジェイソンと別れる決断を下します。ふたりは、それぞれの恋愛の迷いを抱えながらも、互いを意識し始めるのです。

キャスト

本作では、ウォルター役をジョン・キューザックが演じ、アリソン役にはダフネ・ズニーガがキャスティングされています。また、ランス役にはアンソニー・エドワーズが、シュア・シングにはニコレット・シェリダン、ジェイソン役にはボイド・ゲインズが起用されています。

終わりに

『シュア・シング』は、青春の恋の難しさや成長を描いた作品として多くの人に愛されてきました。ウォルターが恋や友情を通じて成長していく姿は、観る者に共感を呼び起こします。

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