シュリール川を越えて 恐怖の丘へ

ホラー・オン・ザ・ヒル (Horror on the Hill)

『ホラー・オン・ザ・ヒル』は、1983年にTSR社によって[ダンジョンズ&ドラゴンズ]のファンタジー・ロールプレイングゲーム用に出版された冒険モジュールです。製品番号はTSR 9078。ダグラス・ナイルズがデザインを手掛け、ジム・ロスロフが印象的なカバーアートを描きました。1986年には『シュリール川を越えて 恐怖の丘へ』というタイトルで日本語版も出版されています。

プロット概要

[プレイヤーキャラクター]たちは、人里離れた砦に集まった冒険者の一団です。彼らの目的は、入植地を見下ろすようにそびえ立つ巨大な丘を征服すること。その丘はモンスターで満ち溢れ、邪悪な魔女が潜んでいるという噂が絶えません。しかし、丘に足を踏み入れて生きて帰還した者は誰もおらず、噂の真偽は定かではありません。PCたちと謎めいた丘の間には、広大なシュリール川が横たわっています。

冒険の舞台となるのは、迷路のように入り組んだ洞窟です。そこはゴブリンやホブゴブリンの軍勢が待ち構える、3層構造のダンジョンとなっています。洞窟の最下層には、若いレッドドラゴンが潜んでいます。PCたちは、様々な困難を乗り越え、丘の攻略を目指します。

出版履歴

『ホラー・オン・ザ・ヒル』はダグラス・ナイルズによって執筆され、ジム・ロスロフがカバーアート、ジム・ホロウェイが本文イラストを担当しました。1983年にTSR社から、32ページの小冊子と外装カバーのセットで出版されました。

このモジュールはD&Dベーシック・セット用にデザインされており、11枚の地図、3種類の新モンスター、そしてすぐにプレイできる作成済みキャラクターが付属しています。1986年には、株式会社新和によって日本語版が出版されました。

このモジュールは、1987年に再編集されたモジュール集、『B1-9 In Search of Adventure』にも収録されています。

評判

『ホラー・オン・ザ・ヒル』は、初期のD&Dモジュールとして一定の評価を得ています。特に、ダンジョンの構造やモンスターの配置などが評価されています。

追加記事

Fantasy Gamer誌6号（1984年）で論評されました。

参考文献

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

外部リンク

* RPG.net によるレビュー（英語）

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