ショーン・チャコーン

ショーン・チャコーン（Shawn Anthony Chacon, 1977年12月23日 - ）は、アメリカ合衆国アラスカ州アンカレッジ出身の元プロ野球選手。右投右打の投手として、メジャーリーグ（MLB）で活躍しました。

1996年のMLBドラフトでコロラド・ロッキーズから3巡目指名を受け、プロとしてのキャリアをスタートさせました。2001年4月29日にメジャーデビューを果たし、2004年にはクローザーとして35セーブを記録するなど、チームに大きく貢献しました。

2005年シーズン途中の7月28日、トレードでニューヨーク・ヤンキースへ移籍。ヤンキースでは先発投手として起用され、7勝3敗、防御率2.85という安定した成績を収めました。特に9月には、最後の3登板で22投球回を投げ、自責点1に抑える好投を見せ、3連勝を記録。アーロン・スモールや王建民と共に、先発ローテーションの救世主として、チームのプレーオフ進出に大きく貢献しました。当時のヤンキースは、カール・パバーノやジャレット・ライト、ケビン・ブラウンといった期待された先発投手が故障で離脱しており、チャコーンの加入は大きな戦力補強となりました。

2006年は、5月半ばに左足を痛めて故障者リスト入り。復帰後は調子を崩し、防御率は9.72と低迷しました。同年7月31日には、クレイグ・ウィルソンとのトレードでピッツバーグ・パイレーツへ移籍。パイレーツ移籍後も、以前よりは多少改善されたものの、9試合に先発して2勝3敗、防御率5.48と本来の力を発揮できませんでした。

2007年はリリーフとして60試合に登板しました。

2008年2月20日、ヒューストン・アストロズと1年200万ドルで契約。アストロズでは先発投手として起用されましたが、5月21日に初勝利を挙げるまで、開幕から9試合連続で勝敗がつかないという珍しい記録を作ってしまいました。

チャコーンは、MLBオールスターゲームに1度選出（2003年）された経験も持ちます。週間MVPも1回（2003年4月14日 - 4月20日）受賞しています。

主な背番号は、56（2001年）、34（2002年 - 2005年途中）、39（2005年途中 - 2006年途中）、32（2006年途中 - 2007年）、30（2008年）でした。

MLBでの通算成績は、以下の通りです。

* MLB: 2001–2008

ショーン・チャコーンは、そのキャリアを通じて、先発、リリーフの両方でチームに貢献した投手でした。

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