シルバーエイト

シルバーエイトについて

シルバーエイトは、日本の川崎近海汽船によって運航されるフェリーで、八戸港と苫小牧港を結ぶ重要な海上交通手段です。このフェリーは、2013年の進水以降、多くの旅客や車両を運んできました。初めての航行は、2013年6月30日の夜、八戸港を出発し、苫小牧港へ向かう便でした。船名は、八戸港を起点にしていることにちなんで名付けられています。

船の歴史と運航

シルバーエイトは、「べが (2代)」の代船として内海造船の瀬戸田工場で建造されました。建造後、川崎近海汽船がこの船を傭船し、運航を開始しました。また、津軽海峡フェリーと鉄道建設・運輸施設整備支援機構による共同船としても知られています。

通常の運航ダイヤでは、八戸発が22時、苫小牧発が9時30分となっており、いずれの航路でも航海時間は約8時間です。2015年からは、北海地域のフェリーとして初めて、電気自動車用の充電設備が導入され、環境に配慮しています。2022年には、用船契約が変更され、川崎近海汽船による運航と管理が行われるようになりました。

船の設計と特徴

シルバーエイトは、設計においては元の「べが」よりも大型化され、乗客定員は同じに保ちながらも、車両積載数をトラックから乗用車へとシフトさせています。この船の内装は、「やすらぎ」と「だんらん」をテーマにしており、和風の落ち着きのあるデザインが施されています。全ての座席は指定席のため、快適に過ごすことができます。船体の側面には、グリーンとグレーの配色が施されています。

船室の種類

シルバーエイトの船室は以下のようになっています：

• - 5甲板

- 特等室（ツイン）: 4室（各2名）、トイレ・浴室付き
- 一等洋室: 10室（各2名、2段ベッド・洗面台付き）、ペット同伴室（2室）

• - 4甲板

- 一等和室: 20室（各4名）、内バリアフリー対応2室
- 二等寝台: 80室（各2名、2段ベッド）
- 二等室（一般）: 6室（40名）、8室（44名）
- 二等室（女性専用）: 2室（各20名）
- ドライバー室: 44室（各1名）

便利な設備

船内には、さまざまな便利な設備があります。5甲板には、展望浴室、ペットルーム、ドライバー浴室、およびドライバーサロンがあります。4甲板には、エントランスホール、オートレストラン、売店、PCブース、ゲームコーナー、ベビールームがあります。このように、多様な施設が整っており、旅客に快適な空間を提供しています。

終わりに

シルバーエイトは、川崎近海汽船が運航する自慢のフェリーであり、快適な船旅を楽しむための理想的な選択肢です。最新の設備と和風の落ち着いたデザインで、多くの乗客に愛されています。

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