シンディ・ブラウン

シンディ・ブラウン（Cindy Brown、1965年3月16日 - ）は、アメリカ合衆国オレゴン州ポートランド出身の元女子バスケットボール選手。

経歴

カリフォルニア州立大学ロングビーチ校（以下、CSULB）時代には、その才能をいかんなく発揮し、数々の輝かしい記録を打ち立てました。中でも、NCAA（全米大学体育協会）における通算2696得点は、歴代15位という記録として今もなお燦然と輝いています。CSULB卒業後、ブラウンはイタリアリーグに挑戦し、その後、1988年に日本の東芝に入団しました。

当時、日本リーグには外国人選手制度がありましたが、1993年に廃止されるまでの間、ブラウンは東芝の中心選手として活躍しました。日本リーグ在籍中には、得点王とリバウンド賞をそれぞれ2度獲得するという偉業を達成。特に、入団1年目には、リーグ優勝とオールジャパン優勝という二冠達成の原動力となり、東芝の黄金時代を築き上げました。

1996年には、アメリカ初の女子プロバスケットボールリーグであるABL（アメリカン・バスケットボール・リーグ）が発足し、ブラウンはシアトル・レインからドラフト2巡目指名を受けて入団しました。ABLでのプレーを経て、1997年にWNBA（ウィメンズ・ナショナル・バスケットボール・アソシエーション）がスタートすると、デトロイト・ショックに入団。

デトロイト・ショックでは、1998年にWNBA準優勝を経験し、自身もセカンドチームに選出されるなど、リーグを代表する選手として活躍しました。1999年シーズン途中には、ユタ・スターズへトレードされましたが、9試合の出場にとどまり、現役を引退しました。

ナショナルチーム

シンディ・ブラウンは、アメリカ代表としても輝かしい実績を残しています。1988年のソウルオリンピックでは、金メダルを獲得し、アメリカ女子バスケットボール界の歴史に名を刻みました。

プレースタイル

長身を生かしたインサイドプレーと、正確なシュートを武器とする選手でした。リバウンド能力も高く、攻守にわたってチームに貢献しました。また、リーダーシップにも優れ、チームメイトからの信頼も厚かったです。

その他

引退後は、バスケットボールの指導者として活動しています。また、講演会やイベントなどにも積極的に参加し、バスケットボールの普及活動に貢献しています。

関連項目

アメリカ合衆国のバスケットボール選手一覧

外部リンク

Long Beach State Hall of Fame bio
* WNBA Profile

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