シンドローム (鬼束ちひろのアルバム)

アルバム『シンドローム』について

鬼束ちひろの7枚目のアルバム『シンドローム』は、2017年2月1日にリリースされました。このアルバムは、彼女にとって約6年ぶりのオリジナルアルバムであり、前作『剣と楓』からの待望の新作です。アルバムには、先行シングル「good bye my love」を含む全9曲が収録されており、それぞれの楽曲が彼女の感受性や音楽的成長を反映しています。

本作の音楽プロデュースは鈴木正人が担当しており、鬼束はこのアルバムを「原点回帰」と表現しています。彼女は以前、特に『剣と楓』や鬼束ちひろ & BILLYS SANDWITCHESの時代にセルフプロデュースを行っていましたが、花岡なつみへの楽曲提供の際にディレクターの木谷徹と出会ったことが大きな転機となり、詞と曲の制作に集中する姿勢を持ちました。

アルバムの制作に際しては、木谷の指導の下で鬼束は3か月間で30曲を創作したと明かしています。この中から8曲が選ばれ、2000年に書かれた「悲しみの気球」を唯一収録曲として残しました。新作の先行試聴会は2017年1月14日に東京で開催され、ファンにいち早く音楽を届ける機会となりました。

『シンドローム』は、初回限定盤と通常盤の2形態でリリースされ、初回限定盤にはライブ音源を収録したCDが付属しています。この特典はファンにとって貴重なコレクターズアイテムとなりました。

収録曲リスト

全楽曲は鬼束ちひろが作詞・作曲を手がけ、編曲は鈴木正人が行っています。以下がアルバムの収録曲一覧です：

1. good bye my love
- 21stシングル
2. 碧の方舟
- 「good bye my love」収録楽曲のオリジナルバージョン
3. 弦葬曲
4. Sweet Hi-Five
5. ULTIMATE FICTION
6. 悲しみの気球
7. シャンデリア
8. 火の鳥
9. good bye my love (acoustic version)
- 初回限定盤CD

また、初回限定盤には「LIVE BEST SELECTION 2016 〜 TIGERLILY」や様々なライブ音源も収録されています。

受賞歴

このアルバムは、2017年2月度優秀ハイレゾ音源大賞を受賞するなど、その音質と内容が高く評価されています。

外部リンク

アルバムの詳細は公式サイトで確認できます。新たな音楽的探求が詰まった『シンドローム』は、鬼束ちひろの進化を感じることができる貴重な作品です。

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