シーエナジー

株式会社シーエナジーは、愛知県名古屋市東区に本社を置く、中部電力グループのガス販売子会社です。2001年に設立され、当初は東邦ガスや岩谷産業、中部ガスとの合弁会社でしたが、2013年に中部電力の完全子会社となりました。

事業概要

シーエナジーは、LNG（液化天然ガス）の販売を主要な事業としています。それ以外にも、顧客の敷地内でエネルギー供給を行うオンサイトエネルギーサービス、太陽光発電などの再生可能エネルギー事業も展開しており、総合エネルギーサービス企業としての地位を確立しています。

2014年6月には、特定規模電気事業者（PPS事業者）として登録され、首都圏での電力販売を開始しました。電力は、同じ中部電力グループのダイヤモンドパワーから調達し、主に工場や病院などの大規模施設に向けて販売しています。これにより、ガスだけでなく電力も提供できる体制を整え、顧客のニーズに応じたエネルギーソリューションを提供しています。

沿革

シーエナジーの沿革は以下の通りです。

2001年4月：会社設立。
2012年4月：中部電力の子会社である株式会社エル・エヌ・ジー中部を合併。
2013年8月：中部電力の完全子会社となる。
2013年10月：中部電力の空調設備受託事業を譲受。
2014年6月：特定規模電気事業者（PPS事業者）に登録。
2018年6月：本社を現在地に移転。
2019年1月：甘酒水力発電所の運転を開始。
2019年10月：子会社のCEPO半田バイオマス発電株式会社においてCEPO半田バイオマス発電所の営業運転を開始。
2020年12月：子会社の株式会社シーエス・アクアにおいてひだ巣之内水力発電所の営業運転を開始。
2021年9月：株式会社アクトと資本業務提携。
2021年9月：株式会社オルテナジーと資本業務提携。
2023年12月：愛知海運株式会社との合弁会社「中電ソザイテラス合同会社」を設立。


これらの沿革からわかるように、シーエナジーはガス販売だけでなく、電力、再生可能エネルギー、水力発電など多岐にわたる事業領域に拡大しており、総合エネルギー企業としての成長を続けています。

事業所

シーエナジーは、以下の場所に事業所を構えています。

本社：愛知県名古屋市東区
関東支社：東京都中央区
静岡支社：静岡県掛川市
長野支社：長野県松本市
三重支社：三重県津市
三島メンテナンスセンター：静岡県三島市

関連会社

シーエナジーは、複数の関連会社を通じて事業を展開しています。

CEPO半田バイオマス発電株式会社（フルハシEPO株式会社との合弁）
中尾地熱発電株式会社（東芝エネルギーシステムズ株式会社との合弁）
株式会社シーエス・アクア（坂本土木株式会社との合弁）
中電ソザイテラス合同会社（愛知海運株式会社との合弁）

これらの関連会社との連携により、より幅広いエネルギーソリューションを提供しています。特に、再生可能エネルギー分野では、バイオマス発電や地熱発電など、環境負荷の少ないエネルギーの利用促進に貢献しています。

まとめ

シーエナジーは、中部電力グループの一員として、ガス販売を基盤に、電力販売、再生可能エネルギー事業、そして水力発電事業など、多岐にわたるエネルギー事業を展開しています。顧客のニーズに応じた最適なエネルギーソリューションを提供することで、社会全体の持続可能な発展に貢献しています。今後も、総合エネルギーサービス企業として、更なる成長と発展が期待されます。

公式サイト

株式会社シーエナジー公式サイト

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