シービーアールイー

概要

シービーアールイー株式会社（英: CBRE K.K.）は、世界有数の事業用不動産サービス企業であるCBRE Groupの日本法人です。事業用不動産分野において、世界的なネットワークと専門知識を活かした幅広いサービスを提供しています。

その起源は、1970年に大阪で創業された生駒商事株式会社に遡ります。長年の歴史と経験を積み重ね、特にオフィス賃貸仲介の分野においては、国内主要都市で三幸エステートや三鬼商事と並び称される大手の一角を占めています。

事業内容

シービーアールイー株式会社が提供するサービスは、事業用不動産に関する多様なニーズに応えるものです。主な事業内容は、以下の通り多岐にわたります。

宅地建物取引業: 不動産の売買、交換、賃貸、その代理もしくは媒介など、不動産取引全般を取り扱います。
不動産鑑定業者: 不動産の経済価値を判定し、適正な価格や賃料を評価します。
第二種金融商品取引業、投資助言・代理業、投資運用業: 不動産に関連する金融商品の取り扱いや、不動産投資に関する専門的なアドバイス、資産運用サービスを提供します。
一級建築士事務所: 不動産に関する建築物の設計や工事監理などを行います。
警備業: 所有または管理する不動産のセキュリティサービスを提供します。

これらの専門性を組み合わせることで、企業の不動産戦略策定から実行、運用、管理に至るまで、包括的なソリューションを提供しています。

沿革

同社の歴史は、前身である生駒商事株式会社の設立から、CBRE Groupとの連携強化を経て、現在の形へと発展してきました。

1969年： 創業。
1970年： 前身となる生駒商事株式会社を大阪で設立。
1971年： 東京支社を開設し、事業展開エリアを拡大。
1987年： 関連会社として株式会社生駒データサービスシステムを設立（後に現法人へ統合）。
1989年： 生駒ティビーエム株式会社を設立（後に現法人へ統合）。
1990年： 国際的な事業展開の一環として、ニューヨークに生駒アメリカ社を設立。
1998年： 日本エフエムエージェンシー株式会社を設立（後に現法人へ統合）。
1999年： 世界有数の事業用不動産サービス企業であるCBRE Groupとの資本提携を開始。「生駒シービー・リチャードエリス株式会社」に商号を変更しました。
2006年： CBRE Groupの出資比率が51%となり、同社の連結子会社化。「シービー・リチャードエリス株式会社」に商号を変更。
2010年： CBRE Groupの100%子会社となり、より緊密なグローバル連携体制を構築。
2012年： 現在の「シービーアールイー株式会社」へ商号を変更。
* 2014年4月： 東京本社を港区浜松町から千代田区丸の内にある明治安田生命ビルへ移転。同時に、日本橋、埼玉、新宿の各支店を本社に統合し、拠点体制を再編しました。

事業所

本社は東京都千代田区丸の内に構えており、ここを拠点として、日本国内に計9ヶ所の事業所を展開し、全国をカバーしています。

特に、東京本社、関西支社、仙台支店、札幌支店では、同社が推奨する新しい働き方であるABW（アクティビティ・ベースド・ワーキング）のコンセプトに基づいたオフィス環境を導入しています。これは、業務内容に合わせて働く場所や時間を選択できるようにすることで、生産性や創造性の向上を目指すものです。

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