ジェイク・マギー

ジェイコブ・ダニエル・マギー

ジェイコブ・ダニエル・マギーは1986年8月6日、アメリカ・カリフォルニア州サンノゼに生まれた元プロ野球選手で、主にピッチャーとして活躍しました。彼は左投左打の選手で、そのキャリアを通じて数々のチームに所属しました。

プロ入りとタンパベイ・デビルレイズ時代

マギーは2004年のMLBドラフトでタンパベイ・デビルレイズから5巡目（全体135位）で指名され、プロ入りを果たします。2006年にはA級のサウスウエストミシガン・デビルレイズにて26試合に先発登板し、防御率2.96、奪三振率(K/9)11.5という驚異的な成績を収めました。この成績により、「ベースボール・アメリカ」誌ではマイナー全体で38位に評価され、将来のスター候補として期待を寄せられました。

翌2007年も彼は好成績を残し、AA級モンゴメリー・ビスケッツに昇格。シーズン終了後には、エバン・ロンゴリアやデビッド・プライスに次ぐチーム内3位、マイナー全体でも15位のプロスペクトに位置付けられました。しかし、2008年7月には左肘を痛め、トミー・ジョン手術で長期離脱となります。

2010年には復帰を果たし、先発からリリーフに転向。2011年は中継ぎとして定着し、2012年には69試合に登板し、防御率1.95と素晴らしい成績を残しました。2014年にはクローザーとしても活躍し、73試合に登板したこの年は防御率1.89、90奪三振を達成しました。

コロラド・ロッキーズ時代

マギーは2016年にタンパベイ・デビルレイズからコロラド・ロッキーズに移籍します。彼は2017年にWBCアメリカ合衆国代表に選出され、チームの優勝に大きく貢献しました。オフにロッキーズと再契約し、2020年には新型コロナウイルスの影響で遅れたシーズンを迎えます。彼はその年にワールドシリーズでの出場も果たし、ついに自身初のワールドシリーズ優勝を経験しました。

ロサンゼルス・ドジャースからサンフランシスコ・ジャイアンツへ

2020年にロサンゼルス・ドジャースと契約したマギーは、短縮シーズンながらも24試合に登板し、防御率2.66という好成績を残しました。2021年にはサンフランシスコ・ジャイアンツになり、シーズンを通じてクローザーとして31セーブを挙げ、リーグ6位の成績を収めました。しかし、2022年には成績が振るわず、7月にDFAとなり、その後自由契約となりました。

ミルウォーキー・ブルワーズとワシントン・ナショナルズ

2022年7月にはミルウォーキー・ブルワーズと契約を結びましたが、8月にはDFAに。移籍先のワシントン・ナショナルズでも思うような活躍ができず、2023年2月には現役引退を発表しました。

投球スタイルと成績

マギーの投球スタイルは、スリークォーターからの2種類の速球（フォーシームとツーシーム）が特徴で、最速は約161 km/hに達しました。また、スライダーやカーブも使いこなし、彼の速球使用率は2012年から2015年にかけて約9割でしたが、2016年には7割に減少しました。

結論

ジェイコブ・マギーは、プロ野球選手として確かな実績を残し、多くのファンに愛された選手でした。そのキャリアを通じて、彼が命名した数々の記録は、今も多くの野球界に影響を与えています。

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