ジェイソン・フレイザー

ジェイソン・アンドリュー・フレイザー

ジェイソン・アンドリュー・フレイザー（Jason Andrew Frasor, 1977年8月9日 - ）は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身の元プロ野球選手。右投右打の投手として活躍しました。

トロント・ブルージェイズでの通算505試合登板は球団記録であり、彼の功績を称えるものです。また、彼の妻はカナダ人であることも特筆されます。

プロ入りとタイガース傘下時代

1999年のMLBドラフトでデトロイト・タイガースから33巡目（全体987位）指名を受け、プロの道を歩み始めました。

ドジャース傘下時代

2002年にはロサンゼルス・ドジャースへ移籍しましたが、メジャー昇格は叶いませんでした。

ブルージェイズ時代

2004年、トロント・ブルージェイズへ移籍し、同年4月16日にメジャーデビューを果たしました。1年目からクローザーに抜擢され、チームトップの63試合に登板。その活躍は目覚ましく、一躍脚光を浴びました。

2005年もチーム3位の67試合に登板し、防御率3.25と好成績をマークしました。

2006年は不調によりAAA級への降格も経験しましたが、シーズンでは51試合に登板し、防御率4.32とまずまずの成績を残しました。

2007年は守護神の故障によりクローザーを任されるも、不振のためその座を明け渡すこととなりました。

2008年は防御率こそ改善されたものの、不安定な内容が続きました。

2009年は再び抑えを任されるようになり、安定した成績を残し、キャリアハイの防御率をマークしました。

2010年も当初は抑えを務めましたが、不安定な投球から守護神の座を奪われました。しかし、シーズンを通して及第点の成績を収めました。シーズン終了後FAとなりましたが、球団からの年俸調停申請を受諾し、残留。チーム最古参の選手となりました。

ホワイトソックス時代

2011年、三角トレードでシカゴ・ホワイトソックスへ移籍。オフには球団オプションが行使されました。

ブルージェイズ復帰

2012年、再びブルージェイズに復帰。FAとなりました。

レンジャーズ時代

2013年、テキサス・レンジャーズと契約。2014年も再契約し、開幕ロースター入りを果たしました。

ロイヤルズ時代

2014年途中、カンザスシティ・ロイヤルズへ移籍。移籍後は目を見張る好成績をマークし、ロイヤルズのプレイオフ進出に大きく貢献。シーズン通算で600試合登板を達成しました。オフにFAとなり、その後再契約しました。

2015年はロイヤルズで好成績を残しましたが、DFAとなり自由契約となりました。

ブレーブス時代

2015年、アトランタ・ブレーブスと契約。好投を続けていましたが、故障により自由契約となりました。

投球スタイル

小柄な体格から最速156km/hの速球とスライダーを軸に、奪三振を多く奪う投球スタイルが特徴です。2009年からはスプリッターも投げるようになりました。制球力に課題があり、与四球の多さがWHIPを高め、クローザーへの定着を妨げる要因となっていました。

詳細情報

• - 年度別投手成績（2015年度シーズン終了時）
• - 背番号：54, 58, 44, 51

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