ジェイムス・ギャング

ジェイムス・ギャング：アメリカンロックの重鎮

ジェイムス・ギャングは、1966年にオハイオ州クリーブランドで結成されたロックバンドです。特に、後にイーグルスに加入するジョー・ウォルシュが在籍していたことで、その名を知られています。

結成から黄金期

バンドは幾度かのメンバーチェンジを経て、1969年にジョー・ウォルシュ（ギター、リード・ボーカル）、トム・クリス（ベース）、ジム・フォックス（ドラム）というトリオ編成でデビューアルバムを発表しました。1970年のセカンドアルバムでは、クリスに代わりデイル・ピーターズがベースを担当。この時期に発表された「Funk #49」（セカンドアルバム収録）や「Walk Away」（サードアルバム収録）は、現在でもクラシックロックやAORのラジオ局で頻繁にオンエアされる人気曲となっています。

ジョー・ウォルシュの脱退とその後

1971年後半、ジョー・ウォルシュはソロ活動に専念するためバンドを脱退。フォックスとピーターズは、ウォルシュの後任として複数のギタリストやシンガーを迎え入れ、4人編成として活動を継続し、6枚のスタジオアルバムを発表しましたが、残念ながら以前のようなヒットには恵まれませんでした。

解散と再結成

1977年にバンドは一度解散しましたが、その後、数回にわたり再結成を果たしています。2022年9月3日には、ウォルシュ、ピーターズ、フォックスという往年のメンバーで再結成し、ウェンブリー・スタジアムで開催されたテイラー・ホーキンス・トリビュート・コンサートに出演し、健在ぶりを示しました。

主要メンバー

ジム・フォックス (Jimmy Fox): ドラム、パーカッション、キーボード、バック・ボーカル (1966年–1977年、1991年、1996年、1998年、2001年、2005年、2006年、2022年)
ジョー・ウォルシュ (Joe Walsh): ギター、キーボード、リード・ボーカル (1968年–1971年、1991年、1996年、1998年、2001年、2005年、2006年、2022年)
デイル・ピーターズ (Dale Peters): ベース、パーカッション、バック・ボーカル (1969年–1977年、1991年、1996年、1998年、2001年、2005年、2006年、2022年)

主要アルバム

Yer' Album (1969年)
James Gang Rides Again (1970年)
Thirds (1971年)

ジェイムス・ギャングは、ジョー・ウォルシュの才能と、骨太なロックサウンドで、アメリカの音楽シーンに確かな足跡を残しました。彼らの音楽は、時代を超えて今もなお、多くのロックファンに愛され続けています。

もう一度検索