ジェイムズ・ハーラン (内務長官)

ジェイムズ・ハーランの生涯と業績

生い立ちと初期の経歴

ジェイムズ・ハーランは1820年8月26日、イリノイ州クラーク郡に生誕しました。彼の家族は1824年にインディアナ州へ移り住み、ハーランは地元の公立学校で学びながら、父の農業を手伝いながら成長しました。1841年までには教員としての職務に就いていましたが、その後、インディアナ・アズベリー大学（現在のディポー大学）で法律を学び、1845年に卒業します。卒業後はアイオワ州アイオワシティに移住し、法律の分野に進むことになります。

アイオワ州での活動

アイオワシティに居を構えたハーランは、1846年から1847年までアイオワシティ大学の学長を務めますが、この大学はやがて閉校となります。その後、1847年から1848年にかけてアイオワ州の初代教育長を受任し、教育に対する取り組みを広げました。法律の勉強を続け、1850年に弁護士として認可され、アイオワシティで弁護士業を開始しました。また、同年にホイッグ党からアイオワ州知事に立候補するよう打診されましたが、これを辞退します。ハーランはさらに1853年から1855年までウェズリアン大学の学長としても活躍することになります。

アメリカ合衆国上院議員 (1855-1865)

1855年、ハーランは自由土地党からアメリカ合衆国上院議員に選出されますが、州の信任状の提出遅れにより、その着任は1855年12月31日となりました。以降、彼は共和党籍で議席を保持し、1865年まで上院議員として活動しました。特に、彼は第37議会から第39議会にかけて公有地委員会の委員長を務め、南北戦争大詰めの1861年には、イリノイ州代表としてワシントンD.C.で開催された南北平和会議に参加し、戦争を回避しようと努めました。

アメリカ合衆国内務長官

1865年5月、ハーランはアンドリュー・ジョンソン大統領から内務長官への就任を要請され、連邦上院議員を辞し内務長官に就任しました。彼の任期中には、内務省内の腐敗を一掃し、

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