ジェフ・エアーズ

ジェフリー・カーティス・エアーズ（Jeffrey Curtis Ayres）は、1987年4月29日生まれ、アメリカ合衆国カリフォルニア州オンタリオ出身のプロバスケットボール選手です。ポジションは主にパワーフォワード（PF）を務めます。

NBAでの活躍

2009年のNBAドラフトで、ポートランド・トレイルブレイザーズから全体31位で指名され、NBAキャリアをスタートさせました。2010年4月14日のゴールデンステート・ウォリアーズ戦では、キャリアハイとなる21得点を記録しています。しかし、その後膝の怪我に苦しみ、2010-2011シーズンを全休することになり、チームから解雇されました。

2011年にはインディアナ・ペイサーズと契約しますが、再び膝の怪我に見舞われ、2012年まで出場機会を得られませんでした。2013年にはサンアントニオ・スパーズに移籍し、2013-14シーズンにはチームのローテーションに定着。73試合に出場し、平均13分間の出場時間を獲得しました。このシーズン、スパーズはNBAファイナルを制覇し、エアーズ自身も初のチャンピオンリングを手にしました。

2015年、NBAチームとの契約を得られなかったエアーズは、NBADLのアイダホ・スタンピードと契約。その後、ロサンゼルス・クリッパーズと10日間契約を結び、契約終了後はロサンゼルス・ディーフェンダーズでプレーしました。2016年3月15日には、クリッパーズとシーズン終了までの契約を結びました。

海外リーグでの挑戦

2016年9月、エアーズはユナイテッド・リーグのPBC CSKAモスクワと契約しましたが、NBA復帰を目指すため、同年11月に退団。その後、ロサンゼルス・ディーフェンダーズに復帰しました。

2017年2月16日には、日本のBリーグ、アルバルク東京への入団が発表されました。短い期間ではありましたが、日本のファンにそのプレーを披露しました。2017年8月には、トルコのBSLに所属するエスキシェヒル・バスケットと契約したと報じられました。

2020年6月19日には、再び日本に戻り、Bリーグの名古屋ダイヤモンドドルフィンズと契約。日本でのプレーを再開しました。

プレースタイルと評価

エアーズは、運動能力が高く、リバウンドやディフェンスに貢献できるパワーフォワードです。NBAでは、主にロールプレーヤーとしてチームを支え、特にサンアントニオ・スパーズ時代には、その献身的なプレーでチームの優勝に貢献しました。また、Bリーグでもその経験と実力を活かし、チームに貢献しました。

名前について

学生時代からインディアナ・ペイサーズ時代までは、継父の姓である「ペンダーグラフ」を名乗っていましたが、サンアントニオ・スパーズ移籍後、実父の姓である「エアーズ」に改名しました。これは、「生まれてくる娘のために、本来と違う名前を名乗ってはいけないと思った」という理由からだそうです。ちなみに、生まれた時の姓は「オーカット」です。

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