ジェリー・エイデアー

ジェリー・エイデア（Kenneth Jerry Adair、1936年12月17日 - 1987年5月31日）は、オクラホマ州出身のメジャーリーグ選手です。右投右打の内野手として、主に二塁手や遊撃手として活躍しました。

メジャーリーグでの活躍

オクラホマ州立大学卒業後、1958年にボルチモア・オリオールズと契約。同日の試合に守備固めで出場するという異例のデビューを飾ります。しかし、その後は出場機会に恵まれない日々が続きました。1961年からは、持ち前の高い守備力を武器にレギュラーに定着。1964年には、二塁手として当時のメジャーリーグ記録となる守備率.994、エラー5個を記録するなど、守備の名手としてオリオールズを支えました。

1966年にシカゴ・ホワイトソックスへ移籍してからは、ボストン・レッドソックス、カンザスシティ・ロイヤルズでもプレー。オリオールズ時代と比べて出場機会は減りましたが、ユーティリティプレイヤーとして様々なポジションをこなしました。

1969年を最後にメジャーリーグを去った後、日本のプロ野球（阪急ブレーブス）でもプレー。その後、オークランド・アスレチックスやカリフォルニア・エンゼルスにも所属しましたが、メジャーリーグに復帰することはありませんでした。

1987年、50歳という若さで亡くなりました。

プレースタイル

エイデアの打撃は、三振が少ない点が特徴でしたが、長打力には欠けていました。しかし、守備においては非常に高い評価を得ており、1965年と1967年にはMVPの投票で名前が挙がるほどでした。二塁手、遊撃手を本職としていましたが、三塁守備はやや苦手としており、通算守備率も二塁、遊撃に比べて低い数字となっています。

NPBでの登録名

NPB（日本プロ野球）での登録名は「ジェリー・エイデア」でした。

ジェリー・エイデアは、堅実な守備と器用なプレースタイルで、メジャーリーグと日本のプロ野球で活躍した名選手として記憶されています。

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