ジェリー・ジューディ

ジェリー・ジューディ：卓越した才能を持つワイドレシーバー

ジェリー・ダバラス・ジューディ（Jerry Davarus Jeudy, 1999年4月24日 - ）は、アメリカ合衆国フロリダ州ディアフィールドビーチ出身のプロアメリカンフットボール選手です。NFLのクリーブランド・ブラウンズにワイドレシーバーとして所属し、その才能を発揮しています。

高校時代

高校時代からその才能は際立っていました。最終学年となった2016年シーズンには、76回のレシーブで1,054ヤードを獲得し、15ものタッチダウンを記録。主要サイトからの評価も高く、5つ星評価を獲得し、アラバマ大学への進学をコミットしました。

大学時代

アラバマ大学では、1年目の2017年シーズンからその実力を発揮します。チーム内でのエキシビションマッチでMVPを獲得し、シーズンでは14回のレシーブで264ヤード、2つのタッチダウンを記録。チームはCFPナショナルチャンピオンシップで優勝を果たしました。

2018年シーズン開幕前には半月板の手術を受けましたが、秋には完全に回復。開幕後の3試合で6つのタッチダウンを記録するなど、目覚ましい活躍を見せました。ミズーリ大学戦ではキャリアハイとなる147レシーブ獲得ヤードを記録。CFPナショナルチャンピオンシップのクレムソン大学戦では139レシーブ獲得ヤード、1つのタッチダウンを記録しましたが、チームは惜しくも敗れました。しかし、シーズン全体では68回のレシーブで1,315ヤードを獲得し、SEC最多となる14のタッチダウンを記録。コンセンサスオールアメリカン、オールSECファーストチームに選出され、カレッジで最も優れたワイドレシーバーに贈られるフレッド・ビレトニコフ賞を受賞しました。

2019年シーズン開幕前には、ハイズマン賞の受賞候補にも挙げられました。デューク大学との開幕戦で137レシーブ獲得ヤード、1つのタッチダウンを記録。翌週のニューメキシコ州立大学戦では103レシーブ獲得ヤード、3つのタッチダウンを記録しました。その後、クォーターバックの負傷もあり、成績はやや下降しましたが、ミシガン大学とのシトラスボウルでは204レシーブ獲得ヤード、1つのタッチダウンを記録し、勝利に貢献。最終的に77回のレシーブで1,163ヤード、10のタッチダウンを記録し、2年連続でオールSECファーストチームに選出。シーズン終了後、2020年のNFLドラフトにアーリーエントリーしました。

NFLキャリア

デンバー・ブロンコス

2020年のNFLドラフトにて全体15位でデンバー・ブロンコスから指名され、4年総額1,592万ドルのルーキー契約を結びました。

クリーブランド・ブラウンズ

2024年9月13日にドラフト指名権とのトレードでクリーブランド・ブラウンズへ移籍し、3年総額5,800万ドルの契約延長に合意。2024年シーズンにはキャリアハイとなる1,229レシーブ獲得ヤードを記録し、初のプロボウルに選出されました。

人物

高校時代の2016年に姉を亡くすという悲しい出来事を経験。同年には学業でも優秀な成績を収めています。ハイチ系アメリカ人であり、ユダヤ教徒ではありませんが、ダビデの星のネックレスを着用しています。これは、自身のラストネームからユダヤ人と誤解されることが多かったためだそうです。また、2022年には家庭内暴力で逮捕されるというトラブルもありました。

ジェリー・ジューディは、その才能と努力でNFLの舞台で輝き続けるワイドレシーバーです。今後の活躍にも注目が集まります。

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